1300代の「イルボネパラム」と「ふるさとの風」は9900と9950kHz、両波ともほぼ同時に聞こえている。ジャミングは全くない、聞こえない。拉致問題インフォメーションは、6月22日の北朝鮮弾道ミサイル発射に伴う岸田外務大臣の談話が出ている。続いてのニュース解説は「最高人民会議の注目点」について。ふるさとの声は石岡亨さんのお兄さん、石岡明さんからのメッセージ、2016年2月収録である。
今週の一曲朝鮮語は水前寺清子の「365歩のマーチ」、昨年11月の日本語放送に登場している。日本語放送は1976年のヒット曲岡田奈々の「青春の坂道」、昨年6月に初登場して以来の再登場である。
1300の「しおかぜ」は5935kHz、ジャミングはここも確認できない、出ていないようだ。今日の某新聞に、北朝鮮の電力事情がよくなってきたとする記事があった。相次ぐ制裁で、石炭が輸出できなくなり、それを使用した火力発電が増え電力事情がよくなったというもの。ほんまかいなとも思える記事だが、確かに停波していた11680と6400kHzは連日送信されている。しかし海外向けは相変わらず停波している周波数もあり、またジャミングは気まぐれ、電波事情を見る限りでは何も変わっていないようだ。
水曜日は前半後半とも朝鮮語放送が出ている。八俣の信号は極めて強くローカル局並みである。S9+50dBに迫る強さである。
1430の「ふるさとの風」は9560と9960kHzの2波、9960kHzは下からのジャミングの影響もない、いつものことながら台湾送信の9560kHzが早く聞こえている。受信状態は良好である。
懐かしい日本の歌「月の砂漠」で始まっている、拉致問題解説は石岡亨さんについて。1980年5月頃大学生だった石岡さんはヨーロッパへ出かけたまま行方不明に、1988年家族あてに8月13日付のポーランドの消印で手紙が届き平壌で暮らしていることがわかった。こうして有本恵子さん、松木薫さん3人が北朝鮮に拉致されたことが判明、1984年11月4日死亡と北朝鮮は発表している。松木薫さんを含めた3人は、よど号ハイジャック犯とその関係者によって平壌に連れていかれたことが判明している。小泉総理の訪朝が決まると、2002年に急遽死亡したことにされてしまった。
ふるさとの声は石岡亨さんへのメッセージ、2016年2月のお兄さん石岡章さんからの肉声によるメッセージが出ている。今日の一曲は1979年のヒット曲円広志の「夢想花」、とんでとんでとんでと何回も出てくる特徴のある歌で、いつまでも記憶に残っている曲のひとつである。この番組は2016年4月16日、25日、5月4日、22日、31日、6月9日、18日、27日と同じ内容である。