2007年08月29日

責任転嫁

なんでも人のせいにする国がこれまた中国の十八番、最近の話題では環境汚染を外資系企業のせいだと言って開き直っている。先日の人民日報には、「多国籍企業の環境責任はどこに行った」と題し、「自国では環境基準を守っているのに、中国に進出したとたん、環境基準を守る能力があるのに守らない、二重基準だ」と勝手なことを書いている。
その裏には北京五輪終了後に、お前は約束を守らなかったから、出て行けと研究設備や生産施設、工場ラインの差し押さえ、収奪することを考えているからだ。この手でのっとられた企業はいくらでもある。
環境対策に国家予算を投じる気はなく、外資本に実質的に賄わせようとする魂胆である。情報閉鎖、軍備拡張に躍起になる姿は今の「中国」を如実に示している。外資企業へのクレームの動きをみても、ごく近い将来の予兆であると認識し「中国進出」は、最早時代遅れであり、リスクの代名詞に過ぎなくなっている。
ドイツ政府機関のコンピューターシステムが中国「ハッカー」による攻撃を受けていたことに対しても、外交部はハッカー攻撃は国際的な問題であり、中国もしばしばハッカー攻撃を受けているなどと、これも他人事みたいな言い方だ。
中国に駐在している記者たちもなぜジャミングを止めないのだと質問しないのか。中国の言い分だけを垂れ流すなら記者は要らない。先に書いた報道規制についても、最近ジャミングが出てきたような書き方である。そして党大会が終わったらなくなるかのような印象を受ける。電波妨害率(どういう意味かよく分からん)が上昇したと書いているのがせめてもの救いかも。
Posted by Hiroshi at 23:50│Comments(0)番外編
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