2016年03月22日

3月21日ふるさとの風

1300代の9950kHz、ジャミングは聞こえない、出ていないと思われる。受信状態は良好である。今日からまた新しい内容の番組である。拉致問題インフォメーションは、3月3日に開かれた安保理で北朝鮮制裁が全会一致で採択された。これを受け北朝鮮による核実験及び弾道ミサイル発射に関する国連安保理決議の採択について外務大臣の談話が出ている。
 3月3日未明(現地時間2日午前),ニューヨークの国連安全保障理事会が,決議第2270号を全会一致で採択したことを高く評価します。我が国は安保理理事国として,断固たる強い決議の採択に向けて関係国とあらゆるレベルで緊密に協議してきました。今般の安保理決議の採択は,我が国をはじめとする各国による独自の措置とあいまって,国際社会が一致して北朝鮮に対する断固たる姿勢を示すものとして歓迎します。
 決議第2270号は,北朝鮮による1月6日の核実験及び2月7日の弾道ミサイル発射を安保理決議違反と認定し,強く非難するとともに,貿易,金融,人の往来,航空・海上輸送等に関する措置の大幅な追加・強化を定めており,包括的かつ強い内容のものとなりました。我が国としては,この決議の実効性を確保するため,他の国連加盟国とも緊密に連携し適切に対応していく考えです。
 我が国は北朝鮮に対し,国際社会が繰り返し示している強い警告と非難を真摯に受け止め,今般採択された決議第2270号をはじめとする一連の安保理決議を誠実かつ完全に実施し,更なる核実験や弾道ミサイル発射等の挑発行動を決して行わず,非核化に向けた前向きな行動をとるよう改めて強く求めます。
 今後も,我が国としては,「対話と圧力」,「行動対行動」という一貫した方針の下,拉致,核,ミサイルといった北朝鮮をめぐる諸懸案の包括的解決に向けて,米韓両国をはじめとする国際社会と緊密に連携し,引き続き積極的に取り組んでいく考えです。拉致問題については,その解決に向けた対話を継続し,一日も早い全ての拉致被害者の帰国を実現すべく,全力を尽くしていく所存です。

ニュース解説は「アメリカの専門家の見方」について。
ふるさとの声は2015年6月に収録したビデオメッセージの中から横田めぐみさんへ、横田滋さんと横田早紀江ご夫妻、兄弟からのメッセージが出ている。朝鮮語今週の一曲はLe Coupleル・クプルの「ひだまりの詩」、2014年6月以来の登場である。日本語放送は沢田研二の「勝手にしやがれ」、2013年10月以来となるか。

1300の「しおかぜ」は7400kHz、こちらは連日強力なPipジャミングがかけられている。CRIの混信と相まって受信状態は悪い。月曜日は日本語放送、公開されている失踪者の氏名生年月日が読み上げられている。
1328:50に「日本政府からのメッセージ」が出ている。すべて再放送のためメッセージ内容も4年前と同じである。

1430の「ふるさとの風」は9960kHz、パラオの電波は強力である、ジャミングは聞こえない。懐かしい日本の歌「肩たたき」で始まった。拉致問題解説は増元るみ子さんについて。1978年8月12日鹿児島県吹上浜で市川修一さんとともに拉致された。二人は1979年7月20日結婚し、1981年8月17日死亡したとされる。何の前触れもなく心臓マヒで死亡したというのはいかにも不自然であり、2002年北朝鮮の捏造死亡診断書で死んだことにされてしまった。
ふるさとの声は増元るみ子さんへ。お姉さん平野フミ子さんから2014年10月収録のメッセージが出ている、36年ぶりにカセットテープが発見され声を聴くことができたことなど。 同じく平野フミ子さんから2015年4月26日の「最終決戦のとき!不退転の決意で全員救出を!国民大集会」における訴えが出ている。中国残留孤児と同じように50年以上経たないと帰ってこれなのかと深刻な訴えである。同じく昨年8月収録のビデオメッセージから。
続いて中学生時代の同級生メイソンSもと子さんの訴えは2013年2月収録、小中学校の同級生苅谷達郎さんのメッセージ、これも2013年2月の収録。
今日の一曲は、1976年のヒット曲沢田研二「コバルトの季節の中で」、1978年秋から約一年間、蓮池由紀子さんと増元るみ子さんが北朝鮮で一緒に暮らしていた際、由紀子さんがるみ子さんによく歌っていたという。この番組は2016年2月5日、14日、23日、3月3日、12日と同じ内容である。
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