2016年03月11日

3月10日ふるさとの風

3月10日1300の9950kHz、いつものようにクリアーに聞こえている。前半朝鮮語、後半1330から日本語放送である。拉致問題インフォメーションは、2月19日の臨時閣議の後に行われた菅内閣官房長官の記者会見での発表から。
本日、臨時閣議を開催をし、先般発表した我が国独自の対北朝鮮制裁措置を実施に移すために必要な閣議決定を行いました。具体的には、北朝鮮に寄港した第三国籍船舶の入港禁止、人道目的の船舶を含む全ての北朝鮮籍船舶の入港禁止、この措置をとるための閣議決定を行いました。また、北朝鮮向けの送金の原則禁止、資産凍結の対象となる団体・個人の拡大、この二つの措置をとるための閣議了解を行いました。人的往来の規制など閣議を経る必要のない措置については、既に順次実施に移しております。これらにより、先般発表した対北朝鮮措置は、全て実施に移されることになります。政府としては、「対話と圧力」、「行動対行動」という一貫した方針の下に、拉致、核、ミサイルといった諸懸案の包括的な解決を目指し、関係省庁間で緊密に連携をとりながら、これらの措置を着実に実行に移してまいります。

ニュース解説は「3月1日朴槿恵大統領の三一節(3.1独立運動記念日)演説」から。日本への批判はかなり抑制されていたが、北朝鮮へはかなり強い批判をしたという内容。
拉致問題解説は日本政府パンフレット「北朝鮮による日本人拉致問題」の中から、拉致問題Q&Aを紹介。10日は1346あたりから急に信号が落ち込み、ほとんど聞こえなくなってしまった。
今週の一曲朝鮮語は椎名林檎の「ここでキスして」、2011年5月以来の登場である。日本語は森田公一とトップギャランの「青春時代」である。これは2015年4月にも登場、2011年以来となる、初登場は2007年である。

1300の「しおかぜ」は7400kHz、ジャミングは全くないが、CRIの混信が激しい。木曜日は英語放送である。1325:23と1355;23に「日本政府からのメッセージ」が出ている。
1357から約90秒間だけはCRIの混信がなくクリアーである。1358過ぎ7395kHzにCRI日本語が開始、つぶされてしまう。

1430の「ふるさとの風」は9960kHz、ジャミングもなく受信状態は良好である。懐かしい日本の歌は「ないしょばなし」で始まった。拉致問題解説は曽我ミヨシさん当時46歳について。1978年8月12日夜、佐渡島からひとみさん(当時19歳)と共に行方不明になった。日本政府の無策ぶりが露呈した事件で、2002年10月ひとみさんが帰国するまで、拉致されていることさえ分からなかった。その後の調査で在日朝鮮人が関与していることも分かっている、実行犯キムヨンスクを2004年11月に国際手配、犯人の引き渡しを求めているというが何の解決にも至っていない。関係者はいまも日本国内で通名を使い普通に生活している特別永住者の一人である。日本にはスパイを取り締まる法律はない、今も国内で工作員が活動している。最近も工作員逮捕というニュースもあった。現行法では北朝鮮へ救出に行くこともできない。
ふるさとの声は曽我ミヨシさんへ、2015年2月27日収録で曽我ひとみさんの日本語と朝鮮語(日本語放送では韓国語と言っている)によるメッセージが出ている。最後に2015年4月26日東京で開かれた「最終決戦の時、不退転の決意で全員救出を!国民大集会」で収録したひとみさんの訴えが出ている。
今日の一曲は無し。この番組は2015年2月21日、3月1日と同じ内容である。
1600の「ふるさとの風」は9975kHz、引き続き受信状態は良好である。この時間は1430と同じ番組である。

1600の「しおかぜ」は5990kHz、ノイズジャミングが出ているが、弱い。1300の7400kHzと同じ英語番組が出ている。5kHz下からの被りが大きい。受信状態は悪い。
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