1300の5910kHz、八俣からの電波は非常に強力である。S9+40dBを超す勢いである、受信状態は極めて良好、幸先の良いスタートである。依然としてPipジャミングは5985kHzへ垂れ流しを続けている。4885kHzといい、ジャミングを出すのを忘れているようだ、というよりも危機管理能力が全くないということだ。
1月1日としては2回目の放送になるが、1600と同じ番組のため、「君が代」の演奏で番組開始である。2分後いつも開始テーマで始まっている。1630と同じ朝鮮語放送が出ている。1323に「日本政府からのメッセージ」が出ている。
後半1330は日本語放送、昨日1600と同じ番組である。「君が代」で開始、日本語によるニュースとニュース解説番組「日本海にかける橋」、まずモランボン楽団の北京公演が突然中止になったニュースから。初の海外公演中止ということで、中国と北朝鮮の関係悪化が懸念されている。
続いて12月10日ソールで開かれた「北朝鮮情報自由化のための日米韓国際会議」について。これは統一アカデミー・国民統一放送(短波7515kHzで放送している)主催で開催され日本からも参加している。北朝鮮では体制維持のために幹部の粛清を行ったり外部との接触を様々な形で妨害したりしているが、現実には情報の流入が加速しており、韓流ドラマのDVDも蔓延しているとのこと。
金正恩の逃走用のためのトンネルについて、非常時に中国へ逃げるための地下通路ができているというもの。救出への道コーナーは北朝鮮との交渉について。拉致は放ったらかし、金になる遺骨収集しかやらないしたたかさ。1352:25に「日本政府からのメッセージ」が出ている。スケジュールの案内、日本への連絡用電話・FAX番号のアナウンスが出ている。放送終了までクリアーな受信状態が続いた。
1300の「イルボネパラム」朝鮮語放送は9950kHz、1日の台湾送信も強力に来ている。ジャミングもわからない、出ていないようだ。日々日照時間は長くなってきているが、この状態が続いてほしい。
1330の「ふるさとの風」も良好である。今週の一曲は朝鮮語、日本語放送とも12月12日日本政府主催シンポジウムで、全員で歌われた「ふるさと」である。
1430の「ふるさとの風」は9960kHz、ジャミングは聞こえない、パラオの信号は強く受信状態は良好である。2016年最初の放送もこれまでと同じ「ふるさとの風」特別番組として、拉致被害者御家族ビデオメッセージに収録されている家族メッセージが出ている。週6日間出ており、1月1日で91回目の再放送である。