2015年12月14日

12月13日「しおかぜ」

1300の「しおかぜ」は5985kHz、開始直後から強烈なジャミングが出現、ほぼ完全につぶされてしまった。激しいノイズジャミングである。内容は全く聞き取り不可能、放送終了とともにジャミングも止まっている。
前半は日本語放送が出ている、昨日1330と同じ番組である。しかし後半の朝鮮語は全く受信不可能。
最近のジャミングのかかり方を見ると、拉致問題対策本部の放送に対しては手抜きジャミングがほとんど、しかしこの「しおかぜ」に対しては番組内容から見ても、絶対聞かせたくない放送である。今後ますますスーパージャミング並みに攻勢をかけてくることは間違いない。

1300の9950kHzはジャミングもなく、クリアーに聞こえている。13日は台湾からの電波もまずまずである。今週最後の放送となる、拉致問題インフォメーションは北朝鮮人権問題啓発週間に関する、拉致問題担当大臣のあいさつが出ている。既に生中継は昨日無事終了したが、一週間同じ番組である。ニュース解説は「アメリカの専門家の見方」について。拉致問題解説は、「拉致問題の解決その他北朝鮮当局による人権侵害問題への対処に関する政府の取組について」の報告から「日朝協議」部分の内容。
 日朝関係については、政府は、日朝平壌宣言に基づき、拉致、核、ミサイルといった諸懸案の包括的な解決に向けて、「対話と圧力」の方針を貫き、全力で取り組んでいく考えである。
 平成26年3月、1年4ヶ月ぶりに日朝政府間協議が再開され、双方が関心を有する幅広い諸懸案について、真摯かつ率直な議論を行い、日本側からは、拉致問題について日本側の基本的考え方について問題提起を行った。同年5月に開催された日朝政府間協議の結果、北朝鮮は拉致被害者及び行方不明者を含む全ての日本人に関する包括的かつ全面的な調査を実施することを約束し、7月に特別調査委員会を立ち上げ、調査を開始した。
 同年9月の日朝外交当局間会合では、北朝鮮側から調査の現状について明確な説明がなかったため、10月には日本政府担当者を平壌に派遣し、拉致問題が最重要課題であること、全ての拉致被害者の安全確保及び即時帰国、拉致に関する真相究明並びに拉致実行犯の引渡しが必要であること、政府認定の有無にかかわらず、全ての拉致被害者を発見し、一刻も早く安全に帰国させることを求めていることを、繰り返し特別調査委員会に伝えた。北朝鮮側からは、過去の調査結果にこだわることなく新しい角度からくまなく調査を深めていくこと等の説明があった。
 政府としては、引き続き北朝鮮に対して、日朝合意に基づく迅速な調査を通じ、一日も早い全ての拉致被害者の帰国を強く求めていく。

故郷の声は松本京子さんへ、お兄さんからのメッセージで本年3月8日収録。(2015年とは言っていない)
今週の一曲、朝鮮語は藤井フミヤの「TRUE LOVE」、おそらく初登場の曲である。日本語放送は1974年のヒット曲アグネス・チャンの「ポケットいっぱいの秘密」、これは2014年4月以来の登場である。

1430の「ふるさとの風」は9960kHz、パラオからの信号は強力である。13日も受信状態は良好である。この時間は「ふるさとの風」特別番組として、拉致被害者御家族のビデオメッセージに収録されている家族メッセージが出ている。週6日間出ており、12月13日で74回目の再放送である。
田口八重子さんのご家族メッセージ、兄の家族会代表飯塚繁雄さんからのビデオメッセージ、続いてお兄さん本間勝さんから、息子飯塚耕一郎さんから。
横田めぐみさんのご家族メッセージ、ご両親横田滋さんから、横田早岐江さんから、弟横田哲也さんと横田卓也さんのメッセージ。
曽我ミヨシさんのご家族メッセージ、娘さんの曽我ひとみさんからのメッセージ、
松本京子さんのご家族メッセージ、お兄さん松本肇さんからのメッセージ、
市川修一さんのご家族メッセージ、お兄さん市川健一さんから、お姉さん市川龍子さんから。
増元るみ子さんのご家族メッセージ、お姉さん平野フミ子さんから、弟さん増元輝明さんから。
松木薫さんのご家族メッセージ、お姉さん斉藤文代さんから、弟さん松木信宏さんから。
有本恵子さんのご家族メッセージ、ご両親有本明弘さんからと有本嘉代子さんから。
以上の方々からのメッセージが放送されている。

1600の「しおかぜ」は5910kHz、前半日本語放送、後半は朝鮮語である。この時間はジャミングもなくクリアーに聞こえている。1300の5985kHzとは雲泥の差である。

1600の「ふるさとの風」は9975kHz、1500以降のパラオ送信は次第に弱くなり若干ノイジーな受信状態である。ジャミングは聞こえない。懐かしい日本の歌「肩たたき」で始まった。拉致問題解説は増元るみ子さんについて。1978年8月12日鹿児島県吹上浜で市川修一さんとともに拉致された。二人は1979年7月20日結婚し、1981年8月17日死亡したとされる。何の前触れもなく心臓マヒで死亡したというのはいかにも不自然であり、2002年北朝鮮の捏造死亡診断書で死んだことにされてしまった。
ふるさとの声は増元るみ子さんへ。お姉さん平野フミ子さんから2014年10月収録のメッセージが出ている、36年ぶりにカセットテープが発見され声を聴くことができたことなど。 同じく平野フミ子さんから2015年4月26日の「最終決戦のとき!不退転の決意で全員救出を!国民大集会」における訴えが出ている。
続いて中学生時代の同級生メイソンSもと子さんの訴えは2013年2月収録、小中学校の同級生苅谷達郎さんのメッセージ、これも2013年2月の収録。
今日の一曲は、1976年のヒット曲沢田研二「コバルトの季節の中で」、1978年秋から約一年間、蓮池由紀子さんと増元るみ子さんが北朝鮮で一緒に暮らしていたころ、由紀子さんがるみ子さんによく歌っていたという。この番組は2015年11月7日、16日、25日と同じ内容である。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい