1300の「しおかぜ」は5985kHz、ジャミングは聞こえない、八俣の信号もそこそこ来ており聞き取りは可能である。前半朝鮮語、後半は日本語放送が出ている。12月2日と同じ番組である。
まず12月12日の土曜日に「ふるさとの風」と合同公開収録を行うとの案内。この模様は短波9960kHzで生中継される。昨年もこうした行事が中継されている。
続いて日本海岸へ木造漁船が漂着しているというニュース、季節風の強い時期無理な漁によって遭難が起きているとしている。これは先週土日と同じ内容である。このあとも11月1日に収録された大澤正明群馬県知事のメッセージ、小浜市議会議長、そして若狭町議会副議長のメッセージと続く。
金日成の演説、1949年2月モスクワでの音声が流されている。1352:25に「日本政府からのメッセージ」が出ている。12月10日からの北朝鮮人権侵害問題週間に因む国際シンポジウムなどを開催するという内容。
「しおかぜ」の新しい放送時間と周波数アナウンスが出ている。日本時間22:00〜23:00は5910kHz、5985kHz、6135kHz、7400kHzのいずれか。日本時間1:00〜2:00は5910kHz、 5955kHz、 5985kHz、5990kHzのいずれか。あとはいつもの緊急放送ISに次いで、日本への連絡用電話番号などの案内である。
1300の9950kHz、5日の台湾送信も全く音にならない。完全にスキップ状態である。朝鮮語・日本語放送ともに受信不可能である。
1430の「ふるさとの風」は9960kHz、ジャミングも聞こえない、パラオの信号はこの時間も強い、受信状態は良好である。これまでと同じ拉致被害者家族のビデオメッセージに収録されている家族メッセージが出ている。週6日間出ており、12月5日で67回目の再放送である。
1600の「ふるさとの風」は9975kHz、いつもの強さはない、かなりノイジーな受信状態である。聞き取りは可能である。懐かしい日本の歌「汽車」で始まった。拉致問題解説は田口八重子さんについて。1978年6月ごろ東京高田のベビーホテルに2歳と1歳の子供を残したまま拉致された。当時22歳である。日本人を偽装し大韓航空機爆破事件を起こした北朝鮮工作員・金賢姫(キム・ヒョンヒ)の証言から、田口八重子さんがこの北朝鮮工作員の教育係を務めたことが明らかになっているが、北朝鮮はこうした事実や事件そのものへの関与を完全に否定している。しかし、田口さんは、別の拉致被害者(2002年に帰国)に対して、「1981年から1983年にかけて「オッカ」(=金賢姫の別名)という名の女性工作員と共同生活した」ことが確認されている。
また、北朝鮮は、「田口さんは、1984年に別の拉致被害者・原敕晁さんと結婚し、1986年7月に原さんが病死したため、精神的な慰労のための旅行中に交通事故で死亡した」と説明している。しかし、帰国した拉致被害者は、田口さんとは1986年7月頃まで同じ招待所にいたが結婚の事実はなかったと証言しており、したがって、「原さんの死後、交通事故で死亡した」という北朝鮮側の説明は信用できるものではない。
北朝鮮側は、田口さんが大韓航空機爆破事件の実行犯の教育係を務めていたという事実を隠そうとしている。もちろん事件そのものを北朝鮮は認めていないし、韓国も機体引き上げなどの捜査をしないなどおかしな事件である。
ふるさとの声は田口八重子さんへのメッセージ、お兄さんの飯塚繁雄さんから2015年3月4日収録されたもの。お兄さん本田勝さんからのメッセージは2015年4月26日東京で開催された「最終決戦のとき!不退転の決意で全員救出を!国民大集会」での収録から。同じく飯塚耕一郎さんから、田口八重子さん家族のメッセージが放送された。今日の一曲はない、この番組は2015年10月30日、11月8日、17日、26日と同じ内容である。
1600の「しおかぜ」は5910kHz、混信はないが八俣の信号も弱い。朝鮮語放送が出ている。後半1630は日本語放送、1300の5985kHzと同じ内容である。