7400kHzの「しおかぜ」の受信状態が11月10日からある意味劇的に良くなっていることはすでに書いてきたとおりである。9日まで激しく混信していた同じ周波数のCRIビルマ語が10日から出ていない。1400のビルマ語放送はこれまで通り出ている。
22日の7400kHzも混信はなくそれなりに聞こえている。日曜日は日本語放送から、先週と。昨日1330の番組と同じ内容である。さる11月2日、加藤勝信拉致問題担当大臣のメッセージが収録され、それが流されている。
1949年2月の金日成本人の肉声が出ている。金日成大元帥万歳と叫ぶ北朝鮮人民が、スターリン万歳と叫んでいるという内容。崔竜海が失脚したというニュースなど。「しおかぜ」が放送開始10周年を迎えたこと、2回の放送とも300kW送信になり北朝鮮でも比較的よく聞こえているとか。救出への道コーナー、最後はしおかぜが放送時間と周波数変更をしているという告知が出ている。後半1330は朝鮮語放送である。
1300の「ふるさとの風」は9950kHz、この時間開始当初は台湾からの電波も強力だが、次第に衰弱、後半日本語放送はほとんど聞こえなくなってしまった。ジャミングも聞こえない。
1430の「ふるさとの風」は9960kHz、この時間は週一回、8日のローテーションで1330と同じ番組が出ている。当然この後1600も同じ番組となる。パラオの信号はいつもの強さは無いが、ジャミングも聞こえず受信状態は良好である。
毎年12月10日から16日までは「北朝鮮人権侵害問題啓発週間」、今年も日本政府は12月12日に国際シンポジウムを開催するという案内が出ている、詳細は後日発表すとしている。
拉致問題インフォメーションは、11月1日に開催された「拉致問題を考える道民集会」の主催者側から加藤勝信拉致問題担当大臣の挨拶が、高木宏壽内閣府大臣政務官の代読で出ている。ニュース解説は「日韓局長協議の開催」について。
拉致問題解説は「平成26年度拉致問題の解決その他北朝鮮当局による人権侵害問題への対処に関する政府の取組についての報告」から北朝鮮人権侵害問題啓発週間部分の内容について。
平成18年に成立した拉致問題その他北朝鮮当局による人権侵害問題への対処に関する法律は、12月10日から16日までを「北朝鮮人権侵害問題啓発週間」と定めている。政府は、平成26年12月8日に、拉致問題対策本部と法務省の共催、文部科学省の後援による拉致問題啓発コンサート「『ふるさとの風』コンサート」、同月13日には、拉致問題対策本部と法務省の共催による「対北朝鮮ラジオ放送シンポジウム-北朝鮮の人権問題・拉致問題とラジオ放送の役割-」を開催したほか、関係省庁、地方公共団体等においても、同週間を中心に講演会、パネル展、ポスターの掲出、チラシ等の配布、インターネットバナー広告及び交通広告の実施、全国の地方新聞紙における広告の掲載など、同週間にふさわしい活動に取り組んだ。
今週の一曲は1980年のヒット曲、松山千春の「恋」、2011年6月以来久しぶりの登場である。1457番組終了、後はいつものBabcock Musicが流れている。