2015年09月26日

9月25日ふるさとの風

25日、1300の9950kHz、連日ジャミングはなく受信状態は良好である。この時間の放送は対策本部のオンデマンド放送でも聞くことができる。ただし音楽はカットされている。
拉致問題インフォメーションは、9月11日に拉致被害者ビデオメッセージ完成上映会が開かれたこと。拉致被害者家族からの切実な願いを込めたメッセージが日本政府によって作られた。
上映会のあと一般参加者からのメッセージがいくつか録音で紹介されている。
「このようなビデオをできるだけ多くの人に見ていただいて、拉致問題を自分たちのこととして考えてもらえるといいのではないかと感じました。日本の国民は、皆さんが無事に帰ってくることを心から祈っておりますので、是非その日まで希望を失くさないように頑張ってもらいたいと思います。」、「今まで何十年間もなぜ放っておかれたのか、日本人全員がもっと関心を持ってほしいかった」といった声も。
このビデオメッセージは1430からまとめて放送している旨アナウンスしている。9月19日土曜日からの放送は、やはり予定されていたようだ。
ニュース解説は「北朝鮮の対外姿勢」について、訪朝した際のことが述べられている。拉致の話ではなくお呼びがかかって行ったらしい。
朝鮮語今週の一曲は吉幾三の「酒」が流れてきた。彼の曲は初登場だろう。日本語放送は1977年のヒット曲石川さゆりの「能登半島」、これは4年ぶりの登場である。

1330の「しおかぜ」は5985kHz、ここはいつも強力なPipジャミングに見舞われている。25日も八俣からの電波は強く聞き取りは十分可能である。金曜日は朝鮮語放送が出ている。

1430の「ふるさとの風」は9960kHz、今週この時間は日本政府制作の拉致被害者家族のビデオメッセージから、被害者家族のメッセージが放送されている。今日で7日目の放送となる。ジャミングはなく受信状態は良好である。
田口八重子さんへ、兄の家族会代表飯塚繁雄さんからのビデオメッセージ、続いてお兄さん本間勝さんから、息子飯塚耕一郎さんから。
横田めぐみさんへ、ご両親横田滋さんから、横田早岐江さんから、弟横田哲也さんと横田卓也さんのメッセージ。
曽我ミヨシさんへ、曽我ひとみさんからのメッセージ、
松本京子さんへ、お兄さん松本肇さんからのメッセージ、
市川修一さんへ、お兄さん市川健一さんから、お姉さん市川龍子さんから。
増元るみ子さんへ、お姉さん平野フミ子さんから、弟さん増元輝明さんから。
松木薫さんへ、お姉さん斉藤文代さんから、弟さん松木信宏さんから。
最後に、有本恵子さんへ、ご両親有本明弘さんからと有本嘉代子さんから。
以上の方々のメッセージが放送された。

1600の「しおかぜ」は5985kHz、強力なPipジャミングでCRIのスワヒリ語も悪戦苦闘。「しおかぜ」は全く分からない。

9960kHzの「ふるさとの風」はジャミングもなくクリアーに聞こえている。懐かしい日本の歌「シャボン玉」で始まった。 拉致問題解説は横田めぐみさんについて。1977年11月15日の夕方新潟市内の中学校下校時に行方不明になった。20年後拉致されたことがマスコミの報道で一般に知られることになった。女子中学生が拉致されたということで北朝鮮の残忍さ、拉致事件の象徴として注目を浴びている。北朝鮮は拉致はしたがすでに死亡したとして2004年ニセ遺骨を提出、死亡時期を訂正(1993年3月死亡を1994年4月に改ざん)するなど亡き者にしないと北朝鮮にとっては都合の悪いことばかり。
ふるさとの声は横田めぐみさんへのメッセージ。横田滋さん、横田早紀江さん夫妻から2015年2月収録のメッセージが出ている。続いて2015年4月26日に開催された「最終決戦のとき!不退転の決意で全員救出を!国民大集会」での横田早紀江さんの訴え。あの手この手を使い孫娘と会わせるなど、現体制下でトップとの関わりのあるめぐみさんを返すことは不可能で死亡したと洗脳、工作活動を通して拉致事件の幕引きを図ろうとしている。これに迎合した日本のテレビ局もあり、今や経営不振に陥ってしまった。
今日の一曲は無し。この番組は2015年8月20日、29日、9月7日、16日と同じ内容であるが、9月21日以降はアナウンサーが変わっている。

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