1300代の9950kHzは24日もクリアーに入感している。朝鮮語、日本語放送ともに受信状態は良い。拉致問題インフォメーションは、9月11日に拉致被害者ビデオメッセージ完成上映会が開かれたこと。拉致被害者家族からの切実な願いを込めたメッセージが日本政府によって作られた。上映会のあと一般参加者からのメッセージがいくつか録音で紹介されている。
朝鮮語今週の一曲は吉幾三の「酒」が流れている、初登場である。日本語放送は1977年のヒット曲石川さゆりの「能登半島」、これは4年ぶりの登場である。
1330の「しおかぜ」は5985kHz、強力なPipジャミングモ出ているが、八俣の電波も比較的強い。24日木曜日は、通常番組の英語放送が聞こえている。1430放送終了後は強力なジャミングだけが垂れ流し、それも1435:30には停波し、ビルマ語が聞こえている。
1430の「ふるさとの風」は9960kHz、今日もこの時間は特別番組として、拉致被害者の帰国を願い日本政府によって作られた家族からのビデオメッセージが放送されている。今週は1330の放送で、この時間にビデオメッセージを放送するとアナウンスしている。今日で六日目、同じ番組が出ている。
田口八重子さんへ、兄の家族会代表飯塚繁雄さんからのビデオメッセージ、続いてお兄さん本間勝さんから、息子飯塚耕一郎さんから。
横田めぐみさんへ、ご両親横田滋さんから、横田早岐江さんから、弟横田哲也さんと横田卓也さんのメッセージ。
曽我ミヨシさんへ、曽我ひとみさんからのメッセージ、
松本京子さんへ、松本肇さんからのメッセージ、
市川修一さんへ、お兄さん市川健一さんから、お姉さん市川龍子さんから。
増元るみ子さんへ、お姉さん平野フミ子さんから、弟さん増元輝明さんから。
松木薫さんへ、お姉さん斉藤文代さんから、弟さん松木信宏さんから。
最後に、有本恵子さんへ、ご両親有本明弘さんから、有本嘉代子さんから。
以上の方々のビデオメッセージが放送された。
1500の9975kHz、1530の9965kHzの朝鮮語放送はジャミングもなくよく聞こえている。1555から9960kHzへノイズジャミングを出してきた。このところ日本語放送だけにジャミングをかけている。何が何でも日本人にだけは聞かせたくない魂胆のようだ。
それでも1600の「ふるさとの風」はパラオの電波も強くジャミングの影響は軽微、受信状態は良好である。24日は懐かしい日本の歌「汽車」で始まった。拉致問題解説は田口八重子さんについて。1978年6月ごろ東京高田のベビーホテルに2歳と1歳の子供を残したまま拉致された。当時22歳である。日本人を偽装し大韓航空機爆破事件を起こした北朝鮮工作員・金賢姫(キム・ヒョンヒ)の証言から、田口八重子さんがこの北朝鮮工作員の教育係を務めたことが明らかになっているが、北朝鮮はこうした事実や事件そのものへの関与を完全に否定している。しかし、田口さんは、別の拉致被害者(2002年に帰国)に対して、「1981年から1983年にかけて「オッカ」(=金賢姫の別名)という名の女性工作員と共同生活した」ことが確認されている。
また、北朝鮮は、「田口さんは、1984年に別の拉致被害者・原敕晁さんと結婚し、1986年7月に原さんが病死したため、精神的な慰労のための旅行中に交通事故で死亡した」と説明している。しかし、帰国した拉致被害者は、田口さんとは1986年7月頃まで同じ招待所にいたが結婚の事実はなかったと証言しており、したがって、「原さんの死後、交通事故で死亡した」という北朝鮮側の説明は信用できるものではない。
北朝鮮側は、田口さんが大韓航空機爆破事件の実行犯の教育係を務めていたという事実を隠そうとしている。もちろん事件そのものを北朝鮮は認めていないし、韓国も機体引き上げなどの捜査をしないなどおかしな事件である。
ふるさとの声は田口八重子さんへのメッセージ、お兄さんの飯塚繁雄さんから2015年3月4日収録されたもの。お兄さん本田勝さんからのメッセージは2015年4月26日東京で開催された「最終決戦のとき!不退転の決意で全員救出を!国民大集会」での収録から。このあたり1343ごろから信号が上昇、S9+20dBを超えるまでになった。同じく飯塚耕一郎さんから、田口八重子さん家族のメッセージが放送された。今日の一曲はない、この番組は2015年8月19日、28日、9月6日、15日と同じ内容であるが、この時間今週放送分からアナウンサーが変わっている。