1300代の9950kHz、ジャミングはそれほど強くないが、台湾からの電波は早スキップ気味である。聞き取りは可能である。ニュース解説は「中国の抗日勝利70周年記念行事と南北共生」について。中国にとってもはや北朝鮮は蚊帳の外、韓国が重要なパートナーとなっているようだ。
拉致問題解説は、解決にむけて活動している民間団体について。「北朝鮮による拉致被害者家族連絡会」の活動や、「北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会」についても解説している。
ふるさとの声は有本恵子さんへ、2015年3月収録の有本嘉代子さんからのメッセージが出ている。今週の一曲、朝鮮語は2009年のヒット曲THE ALFEEの「星空のディスタンス」、初登場の曲である。日本語放送は1977年のヒット曲、山口百恵の「コスモス」、5年ぶりの登場だ。
1330の「しおかぜ」は5985kHz、八俣の電波は強くジャミングもほとんど影響はない。先週と同じ内容である。前半は朝鮮語放送から、後半1400は日本語放送、「次世代の党」について、8月28日に中山恭子氏を次期党首にしたというニュースから。続いて日本の世論の変化について述べている。安保法案反対のデモが続いているが、これとは反対に自衛隊への志願者は増えているという現実。
現在の自衛隊法では拉致被害者を助け出すことはできない、現行憲法下でも救出活動はできるのだが、現政権は憲法違反として行動を認めていない。
救出への道コーナーでは、先の南北会談における双方の思惑についてなど。1322:28に「日本政府からのメッセージ」が出ている。内容はクアラルンプールでの外相会談からに更新されている。後は緊急放送用ISに次いで、いつもの日本への緊急連絡用電話FAX番号などが告知されている。
1430の「ふるさとの風」は9960kHz、ノイズジャミングがかなり強い、ノイジーな受信状態である。懐かしい日本の歌は「ないしょばなし」で始まった。拉致問題解説は曽我みよしさん当時46歳について。1978年8月12日夜、佐渡島からひとみさん(当時19歳)と共に行方不明になった。日本政府の無策ぶりが露呈した事件で、2002年10月ひとみさんが帰国するまで、拉致されていることさえ分からなかった。その後の調査で在日朝鮮人が関与していることも分かっている、実行犯キムヨンスクを2004年11月に国際手配、犯人の引き渡しを求めているというが何の解決にも至っていない。関係者はいまも日本国内で通名を使い普通に生活している特別永住者の一人である。日本にはスパイを取り締まる法律はない、今も国内で工作員が活動している。北朝鮮へ救出に行くこともできない。
ふるさとの声は曽我みよしさんへ、2015年2月27日収録で曽我ひとみさんの日本語と朝鮮語(日本語放送では韓国語と言っている)によるメッセージが出ている。
今日の一曲はこれまでと同じで1980年のヒット曲、オフコースの「さよなら」、この曲は2011年5月や2012年3月に、2013年9月の今週の一曲などで登場している。この番組は2015年9月3日と同じである。