海外からのラジオ放送

朝鮮中央放送の11680kHzがまた短時間だけ出ていた。27日2000UTCに始まっていたようだが、2300にCRI日本語放送に潰された。この放送の途中2310:30に突然停波している。同時に出ていた6400kHz平壌放送も停波している。停波状況からで遺伝によるものと思われる。それ以降停波したままである。

1300代の9950kHz、ジャミングは弱いが、台湾の信号も弱い。特に後半1330の「ふるさとの風」ははかなりノイジーである。ニュース解説は「イラン核問題最終合意と北朝鮮」について。これが北朝鮮の核問題解決につながるのか注目されている。拉致問題解説は田中実さんについて。1978年（昭和53年）6月、北朝鮮からの指示を受けた大阪の中華料理店主の在日朝鮮人により、甘言により成田からウィーンに出国させ、その後、北朝鮮に拉致したものである。日本にはスパイを取り締まる法律はなく、この在日朝鮮人も国内に住んでいたが、2014年死亡したとされる。
ふるさとの声は市川修一さんへ、市川健一さんからのメッセージで2015年3月収録。
今週の一曲朝鮮語は1971年のヒット曲南沙織の「17才」 、これは2013年11月以来の登場。日本語は1977年のヒット曲ダウン・タウン・ブギウギ・バンドの｢サクセス｣、3年ぶりの登場である。

1330の「しおかぜ」は5985kHz、ジャミングは出ているがほとんど影響はない。八俣の信号は強く受信状態は良好である。火曜日は中国語と朝鮮語による失踪者の氏名読み上げが出ている。

1430の「ふるさとの風」は9960kHz、ジャミングはない、懐かしい日本の歌「月の砂漠」で始まった。拉致問題解説は石岡亨さんについて。1980年5月ごろ大学生だった石岡さんはヨーロッパへ出かけたまま行方不明に。1988年家族あてに8月13日付のポーランドの消印で手紙が届き平壌で暮らしていることがわかった。こうして有本恵子さん、松木薫さん3人が北朝鮮に拉致されたことが判明、1984年11月4日死亡と北朝鮮は発表している。松木薫さんを含めた3人は、よど号ハイジャック犯とその関係者のよって平壌に連れていかれたことが判明している。小泉総理の訪朝が決まると、2002年に急遽死亡したことにされてしまった。
ふるさとの声は石岡亨さんへ、2015年3月のお兄さん石岡章さんからの手紙が代読されている。今日の一曲は1979年のヒット曲円広志の「夢想花」、とんでとんでとんでと何回も出てくる特徴のある歌で、いつまでも記憶に残っている歌のひとつである。この番組は2015年6月13日、22日、7月1日、10日、19日と同じ内容である。