7月18日土曜日、9930kHzのパラオ送信は0800から日本語放送が出ている。もう何年も出ているが、毎回同じ番組の再放送。無いよりはましかも。同じホストがこのあと1200からも英語番組"Living the Bible"を出している。英語番組は他の時間にもRMIから数多く出ている。
1300の9950kHzは台湾送信の北朝鮮向け放送、18日はジャミングが強い、内容の聞き取りはできるが受信状態は悪い。今週の一曲は朝鮮語がやまだかつてないWINKの「T'intersection ~あなたに戻れない」、おそらくこれは初登場だろう。日本語は1974年のヒット曲三輪車「水色の街」、5年ぶりに登場した。
1330の「しおかぜ」は5985kHz、ジャミングは全くない、受信状態は極めて良好である。18日は朝鮮語放送から、後半は日本語放送。北朝鮮特別調査委員会が発足して一年がたった。何の成果もないことに被害者家族はもちろんのこと、多くの日本人が怒りをあらわにしている。
北朝鮮幹部が相次いで亡命をしているというニュースをYTNテレビからの引用で。依然として幹部クラスの粛清が続いていると思われる。RFAからの放送として、北朝鮮の不倫問題についての解説、「喜び組」にみられるように幹部連中は不倫関係がステータスになっているという。
救出への道コーナーでは自民党拉致対策本部が6月25日に政府へ北朝鮮措置を再開させることなどを要望したこと。要請文の全文は以下の通り。
対北朝鮮措置に関する要請
北朝鮮が調査期間の目途とする「一年」を目前に控えた今、拉致被害者等の帰 国につながる具体的進展がない場合は、昨年解除した制裁の復活に加え、新たな制裁を科すなど、北朝鮮に断固とした措置を講ずることを検討すべきであり、この際、政府に対して、以下の対北朝鮮措置の実行を強く要請する。
一、平成26年7月4日に解除を行った対北朝鮮措置をすべて再開させること。
二、北朝鮮を渡航先とした再入国禁止の対象を、朝鮮総連の中央常任委員会委員 及び中央委員会委員、並びに核やミサイルの技術者に拡大すること。
三、北朝鮮に対する送金は、人道目的での十万円以下の送金を除き、全面禁止すること。併せて、迂回送金や資産隠し等の規制逃れを防止するため、国際機関及び各国当局との連携により規制対象者を特定するための情報収集を強化すること。
四、北朝鮮に寄港した全ての船舶に対する検査を徹底すること。
五、第三国を経由した北朝鮮との迂回輸出入を防止すべく厳格な法執行を行い、万全の対策を講じること。
六、朝鮮総連に対し厳格な法執行を行うとともに、総連本部建物の継続使用に係る資金の流れを把握し、整理回収機構による債権回収に万全の対策を講じること。
七、朝鮮学校へ補助金を支出している地方公共団体に対し、公益性の有無を厳しく指摘し、全面停止を強く指導・助言すること。併せて、住民への説明を十分に行うよう指導・助言すること。
八、政府認定に係る拉致被害者以外で、特定失踪者等拉致の疑いが排除できない事案についても、引き続きその真相究明に取り組むこと。
九、国連人権理事会や国連総会における北朝鮮人権状況決議の採択に引き続きイ ニシアティブを取り、安全保障理事会による国際刑事裁判所への付託並びに北朝 鮮の人権問題を根拠とした制裁決議の採択を目指すこと。併せて、北朝鮮における人権に関する国連調査委員会(COI)の勧告に基づいて韓国ソウル市に設置されたフォローアップ拠点との連携、活動を強化し、国際社会における北朝鮮の人権問題の早期改善への圧力が更に高まるよう努めること。
十、米国が北朝鮮をテロ支援国家として再指定し、拉致を含む北朝鮮の人権侵害を根拠に大統領令に基づく金融制裁などを発動するように働きかけるとともに、拉致の疑いが濃厚である米国人のデビッド・スネドン氏を含む拉致問題解決に向
けた連携を強化すること。
十一、北朝鮮向けの情報発信手段として短波放送の充実を図ること。
十二、朝鮮半島有事等に備え、米国とより一層緊密な連携を図り、拉致被害者を含む邦人の安全確保と保護に全力を尽くすこと。
十三、全ての対北朝鮮措置について厳格な法執行を徹底するとともに、各国当局との規制対象等に係わる情報共有及び連携を図り、制裁措置の有効性を確保すること。
平成27年6月25日
自由民主党
北朝鮮による拉致問題対策本部
対北朝鮮措置シミュレーション・チーム
1422:28に「日本政府からのメッセージ」が出ている。この番組は先週と同じ内容である。
1430の「ふるさとの風」は9960kHz、1300代と同様ジャミングがかなり強い。懐かしい日本の歌「どんぐりころころ」で始まった。
拉致問題解説は松本京子さんについて。2006年11月20日に17人目の拉致被害者に認定された。鳥取県米子市で1977年10月21日夜、自宅近くの編み物教室に出かけたまま拉致され行方不明に、北朝鮮は入国した事実はないとして、拉致を認めていない事案でもある。29歳で拉致された経緯などが紹介されている。
ふるさとの声は拉致被害者松本京子さんへ、2015年3月に収録された、お兄さん松本肇さんからのメッセージ。
続いて2015年4月26日「最終決戦の時、不退転の決意で全員救出を!国民大集会」から松本肇さんの訴え。 当時縫製会社に勤めていた同僚だった友人二人からは、2007年の収録で、同級生矢倉修さんからも、これは過去放送されたメッセージと同じ内容ある。
今日の一曲は1977年のヒット曲狩人の「あずさ2号」、意図しないで旅立ったまま、生涯帰ることのできない人はどんな思いで聞くのだろう。この曲で一躍有名になった列車で現在新宿8時発は特急スーパーあずさ5号である。この番組は2015年6月3日、21日、30日、7月9日と同じ内容である。