1300代の9950kHz、いつになく強力なPipジャミングが出てきた。台湾からの強力な電波をもつぶす勢いである。かろうじて内容の聞き取りはできる。後半1330もほぼ同じレベルである。ニュース解説から、「金大中元大統領夫人の訪朝」について、今年8月5日から4日間行われる予定という。その強力なジャミングもニュース解説途中から急に弱くなりほとんど影響がなくなってしまった。しかし1340にはまたぶり返し聞きづらい、相変わらずジャミングも不安定な状態が続ている。
ふるさとの声は田口八重子さんへ、お兄さん飯塚繁雄さんからのメッセージ、2015年3月4日収録。今週の一曲は朝鮮語がやまだかつてないWINKの「T'intersection ~あなたに戻れない」、おそらくこれは初登場だろう。日本語は1974年のヒット曲三輪車「水色の街」、5年ぶりに登場した。
これに引き換え1330の「しおかぜ」はまだジャミングもなくローカル局並の強さで、受信状態は極めて良好である。14日火曜日は中国語放送から、後半1400は朝鮮語、いずれも失踪者の氏名読み上げが出ている。
1430の「ふるさとの風」は9960kHz、この時間も時々強力なPipジャミング現れは消えまた出現、変動が激しい。懐かしい日本の歌「汽車」で始まった。拉致問題解説は田口八重子さんについて。1978年6月ごろ東京高田のベビーホテルに2歳と1歳の子供を残したまま拉致された。日本人を偽装し大韓航空機爆破事件を起こした北朝鮮工作員・金賢姫(キム・ヒョンヒ)の証言から、田口八重子さんがこの北朝鮮工作員の教育係を務めたことが明らかになっているが、北朝鮮はこうした事実や事件そのものへの関与を完全に否定している。しかし、田口さんは、別の拉致被害者(2002年に帰国)に対して、「1981年から1983年にかけて「オッカ」(=金賢姫の別名)という名の女性工作員と共同生活した」ことが確認されている。
また、北朝鮮は、「田口さんは、1984年に別の拉致被害者・原敕晁さんと結婚し、1986年7月に原さんが病死したため、精神的な慰労のための旅行中に交通事故で死亡した」と説明している。しかし、帰国した拉致被害者は、田口さんとは1986年7月頃まで同じ招待所にいたが結婚の事実はなかったと証言しており、したがって、「原さんの死後、交通事故で死亡した」という北朝鮮側の説明は信用できるものではない。
北朝鮮側は、田口さんが大韓航空機爆破事件の実行犯の教育係を務めていたという事実を隠そうとしている。もちろん事件そのものを北朝鮮は認めていないし、韓国も機体引き上げなどの捜査をしないなどおかしな事件である。
ふるさとの声は田口八重子さんへのメッセージ、お兄さんの飯塚繁雄さんから2015年3月4日収録されたもの。お兄さん本田勝さんからのメッセージは2015年4月26日の「最終決戦のとき!不退転の決意で全員救出を!国民大集会」で収録で。同じく飯塚耕一郎さんからのメッセージ。田口八重子さん家族のメッセージが放送された。1450にはジャミングも止まり受信状態は良くなった。
今日の一曲はない、この番組は2015年5月30日、6月8日、17日、26日、7月5日と同じ内容である。