2015年06月23日

6月22日ふるさとの風

22日の0700前後は11865kHzの北朝鮮が弱く、11860kHzの西蔵放送中国語がやたら強力に聞こえていた。もっとも11865kHzは0723に停波してしまった、0750に再開しているが、すでに11860kHzはいつもの強さに戻っている。フレアーの異常発生で異常伝搬をしていたようだ。

今日からまた新しい内容の番組が出てきた。通算で416週目の番組になる。1300代の9950kHzはジャミングはほとんど聞こえない、かすかにPipジャミングが出ているみたい。昨日同様台湾の電波は帯域幅が広い。受信状態は極めて良好である。拉致問題インフォメーションは6月14日に福岡市で開催された「北朝鮮人権侵害問題啓発集会」での山谷拉致問題担当大臣の挨拶が出ている。ニュース解説は「日韓の国際会議」について、済州島で開かれた国交正常化50周年の国際会議について述べている。歴史問題については韓国側から何も反発はなかった。
ふるさとの声は2015年2月23日収録の横田滋さんからのメッセージが出ている。
今週の一曲、朝鮮語は井上陽水・奥田民生の「ありがとう」、日本語は1976年岡田奈々の「青春の坂道」、どちらも初登場の曲だろう。周波数アナウンスは、「イルボネパラム」では朝鮮語放送、ところが「ふるさとの風」は韓国語と言っている。日本語放送で韓国語というようになったのは、2010年4月13日の放送からである。年度変わりを機にアナウンスを変えたわけだが、いわゆる国営放送と言うことで、政府の意向で、整合性を図るため、「朝鮮」と言う言い方を排除することが目的のようだ。
何の整合性かと思えば、韓国では朝鮮とは言わないのでそれに合わせたということらしい。とんでもないことをこの放送でもやっているわけだ。日本国の放送なのに韓国に合わせて放送をすることが目的のようだ。
拉致問題解決に向けてこうした放送もやっていますよというジェスチャーだけを見せ、内容はどうでもいいといわんばかりのやり方に見て取れる。
拉致は無いと言っている韓国の意向で放送をやる日本政府の放送、あらゆることにつけ他人事。「自由北朝鮮放送」の中で「日本の風・イルボネパラム」が放送されているのでそれに合わせる必要があるらしい。いまでは「北朝鮮」とは書かずに「北韓」と書いているところもある。局名にしても日本語では北朝鮮のはずだが、この部分だけ韓国語「北韓」と書きたい人が多いようだ。
朝鮮日報日本語版でも北朝鮮と書いている。最も機械翻訳でも以前は北朝鮮と訳されていたが今では北韓と訳されてしまうこともある。Googlでも韓国の意向が強く影響しているからだ。Googl Mapでもいまだに日本語の地図で「日本海」に「東海」の表記が残っている。
そのうち、日本のマスコミでも平気で、北朝鮮と言わずに北韓と言うコメンテーターが出てくるかも。13年前までは「・・共和国」と言わされていた時代もあった。

1330の「しおかぜ」は6020kHz、ジャミングは今日も全く聞こえない。月曜日は日本語放送、拉致被害者・失踪者の氏名生年月日が読み上げられている。6015kHzのスーパージャミングは結構強い、後半時々バックでPipジャミングの出ているのがかろうじてわかる。1358:50と1425:40に「日本政府からのメッセージ」が出ている。
すべて再放送のためメッセージ内の周波数アナウンスも4年前のままである。

1430の「ふるさとの風」は9960kHz、ジャミングない。受信状態は極めて良好である。懐かしい日本の歌「月の砂漠」で始まった。
拉致問題解説は石岡亨さんについて。1980年5月ごろ大学生だった石岡さんはヨーロッパへ出かけたまま行方不明に。1988年家族あてに8月13日付のポーランドの消印で手紙が届き平壌で暮らしていることがわかった。こうして有本恵子さん、松木薫さん3人が北朝鮮に拉致されたことが判明、1984年11月4日死亡と北朝鮮は発表している。松木薫さんを含めた3人は、よど号ハイジャック犯とその関係者のよって平壌に連れていかれたことが判明している。小泉総理の訪朝が決まると、2002年に急遽死亡したことにされてしまった。
ふるさとの声は石岡亨さんへ、2015年3月のお兄さん石岡章さんからの手紙が代読されている。今日の一曲は1979年のヒット曲円広志の「夢想花」、とんでとんでとんでと何回も出てくる特徴のある歌で、いつまでも記憶に残っている歌のひとつである。先回放送分から番組構成は4年前と同じだが、メッセージだけは新しい収録になった。この番組は2015年6月13日と同じ内容である。

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