2015年06月15日

Arabic on 5940kHz

すでにこの放送の正体は判明しているが、記録をさかのぼったところ、6月11日から出ている。2000開始時は結構強くアラビア語が聞こえている。5kHz上のCNR1が始まる2025までは結構信号も強い。

この時期Al-Jazeera Arabicの音声だけを流すのはいったい何の目的か。電波の出てきた11日からIBBがUAEからの送信としたうえでモニターを始めている。
UAEがカタールのテレビ放送を例えそれが3時間の短波であっても中継することには多少の違和感もある。しかしBabcockの斡旋ということ、短波中継も減る一方であることを考えれば、双方の思惑が一致したということなのだろう。
IBBのモニターもエジプト、エチオピア、クウェイトなどで受信している。いずれの場所でもクリアーに受信できているようだ。14日更新のHFCCには何も記載はないが、関係者からの情報ではUAEから45度ビーム(その後255度に変更)で送信とある。

時あたかもナイジェリアなど西アフリカ向けにハウサ語放送が始められた。これはフランス送信ということもあり高い周波数が使用されている。これはHFCCにも登録された。こちらはRMIの斡旋となっている。

中東・アフリカは今もラジオ放送が主役、海外からの情報伝達にはFM放送では限界がある。直接衛星テレビを見ているのは2割にも満たないごく限られた一部の人だけといわれている。ISISやボコハラム対策にはこうした情報が必要なのかもしれない。
Posted by Hiroshi at 11:28│Comments(0)Africa/ME
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