2015年06月07日

6月6日「しおかぜ」

6日の9950kHz、ジャミングが聞こえない。6月に入りまた北朝鮮のスーパージャミングも停波する時間が増えている。それに伴い北朝鮮向け放送へのジャミングも虫の息である。1300代の朝鮮語、日本語放送ともにクリアーに聞こえている。

1330の「しおかぜ」は昨日からこの時間だけ周波数が変更されている。当然ジャミングはまだ5985kHzへ垂れ流しである。周波数変更の必要がない時間帯を変え、混信の激しい時間は周波数を変えないというばかげたことしかしない八俣送信所はどうかしている。その辺の経緯は国会答弁の通りである。
6日土曜日は朝鮮語放送から、この時間6015kHzのスーパージャミングも出たり止まったり、八俣の電波もきわめて強い。番組は先週と同じ内容である。後半1400は日本語放送、日本語によるニュースとニュース解説番組「日本海にかける橋」、まず北朝鮮軍序列2位にあたる玄永哲(ヒョン・ヨンチョル)人民武力部長が4月13日に処刑されたニュースから。続いて北朝鮮が5月9日に、潜水艦からミサイルを発射させたように見せかけたとするニュース。国際社会にウソまでついてミサイル技術を誇示しなければならないほど窮している。
北朝鮮の外交官の実態について、脱北者たちの発言を遮り一方的に用意した声明を一気に読み上げ退席した北朝鮮外交官。金日成の革命歴史という北朝鮮で発行された本の日本語版についての話。すべて嘘で塗り固められた内容、北朝鮮の体制の惨めさがわかるというもの。
1422:25に「日本政府からのメッセージ」が出ている。周波数アナウンス、日本への連絡用電話FAX番号、Eメールアドレスが出ている。

1430の「ふるさとの風」は9960kHz、パラオ送信に余裕が出ての課、今までのように頭切れはなく1328にはキャリアーを出していいる。この時間もジャミングはない。パラオからの電波は強い。なつかしい日本の歌「お馬」で番組開始。
拉致問題解説は松木薫さんについて。1980年5月頃スペイン留学中に行方不明に、1988年に石岡亨さんから家族あてに8月13日付のポーランドの消印で手紙が届き、よど号ハイジャック犯とその関係者によって増元るみ子さんを含め3人が平壌へ連れて行かれたことが判明している。北朝鮮は1996年8月交通事故で死亡と発表、しかしこれは拉致がバレて急遽死亡確認書をねつ造したもの。客観的なことは何も示されていない。
ふるさとの声は26歳で拉致された松木薫さんへのメッセージ、お姉さん斉藤文代さんから2015年3月6日収録の新しい内容である。松木照代さんからはこれまでと同じ、2014年2月28日収録のメッセージ。続いて弟さん松木信弘さんからのメッセージは2015年2月24日収録の新しい内容。
今日の一曲はこれまでと同じ、松木薫さんへの思いを綴った、ミュージックボランティアうらた剛さん作詞作曲の「薫の約束」である。
1.お母さん叶うものなら お母さん一目だけでも逢いたい
  お母さんあれから随分と お母さん季節は巡り過ぎた
  生きているうちに 何時の日か日本へ帰り
  あなたの胸に飛び込んで 思い切り泣きたい
  お母さんも一度食べたい ちょぴり酸っぱいところてん

2.お母さん手紙も出さずに お母さん僕を許して下さい
  お母さん冷たい冬が来る お母さん身体を大切に
  春はまだ遠い最果ての ここは北の国
  誰がこの僕を連れ出して 早く逢いたい
  お母さんそれまで元気で 薫は必ず帰ります

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