21日11540kHzで何やら混線、1249:49に強力なキャリアーが出てきた。1251:25にいきなり何語?、50秒ほど出て無音に。1255:25には中国語が出てきた。1256:30に中国語からまた不明語に、よく聞けばチベット語だ。1258:28に停波、1304:15にまたキャリアーのお出まし。1305:20にチベット語、1305:32に女声韓国語が出てきたがそのバックでチベット語が聞こえている。どちらも音質は悪い。
また朝鮮半島向けにテスト電波でも出しているのだろうか。バックで聞こえていたチベット語はこの時間出ているRFAである。混戦していたチベット語は1319には聞こえなくなった。1330:55にキャリアーのみに、1331:05にキャリアーは切れた。局名はわからず。
RFAが混線していたということはIBBの送信所からなのか。
1300台の9950kHzはPipジャミングが出ているがあまり影響はない、概ね受信状態は良好である。拉致問題インフォメーションは4月28日ワシントンDCでの首脳会談で、北朝鮮に関する部分の話。続いて5月5日にNYで開催されたシンポジウムでの山谷拉致問題担当大臣の基調講演の内容が日本語訳で紹介されている。この講演はすべて英語で行われ、また生中継されるはずだったが、中継トラブルで、ほかの基調講演もすべて聞くことができなかった。
ニュース解説は「日朝平壌宣言と小泉総理訪朝の意義を強調した平壌放送の論説について」、これは5月10日の平壌放送で流れた論説についての解説である。この中で平壌放送は外国向け放送で、北朝鮮では聞くことのできない放送である、したがってこの論評は日本に向けたものであると解説している。
朝鮮語今週の一曲は2001年のヒット曲、矢井田瞳のMy Sweet Darlin' 、この曲は2011年5月に登場して以来。日本語は1962年のヒット曲、ダニー飯田とパラダイスキングの「電話でキッス」。これも2012年以来の登場である。
1330の「しおかぜ」は5985kHz、今日もノイズジャミングが出ているが、八俣の電波は強力である。受信状態は極めて良好である。21日木曜日は英語放送、30分番組が2回出ている。1430放送終了後もジャミングの垂れ流しが続いている、このまま1600の放送になることが多い。
1430の「ふるさとの風」は9960kHz、若干ノイジーな受信状態である。懐かしい日本の歌「汽車」で始まった。拉致問題解説は田口八重子さんについて。1978年6月ごろ東京高田のベビーホテルに2歳と1歳の子供を残したまま拉致された。日本人を偽装し大韓航空機爆破事件を起こした北朝鮮工作員・金賢姫(キム・ヒョンヒ)の証言から、田口八重子さんがこの北朝鮮工作員の教育係を務めたことが明らかになっているが、北朝鮮はこうした事実や事件そのものへの関与を完全に否定している。しかし、田口さんは、別の拉致被害者(2002年に帰国)に対して、「1981年から1983年にかけて「オッカ」(=金賢姫の別名)という名の女性工作員と共同生活した」ことが確認されている。
また、北朝鮮は、「田口さんは、1984年に別の拉致被害者・原敕晁さんと結婚し、1986年7月に原さんが病死したため、精神的な慰労のための旅行中に交通事故で死亡した」と説明している。しかし、帰国した拉致被害者は、田口さんとは1986年7月頃まで同じ招待所にいたが結婚の事実はなかったと証言しており、したがって、「原さんの死後、交通事故で死亡した」という北朝鮮側の説明は信用できるものではない。
北朝鮮側は、田口さんが大韓航空機爆破事件の実行犯の教育係を務めていたという事実を隠そうとしている。もちろん事件そのものを北朝鮮は認めていないし、韓国も機体引き上げなどの捜査をしないなどおかしな事件である。
ふるさとの声は田口八重子さんへのメッセージ、お兄さんの飯塚繁雄さんから2014年12月13日「対北朝鮮ラジオ放送シンポジウム」で公開収録されたもの。お兄さん本田勝さんからのメッセージは2014年2月収録で以前と同じ。八重子さんの姉が2013年9月に亡くなったことなども述べている。
続いて2013年4月27日の「すべての拉致被害者を救出するぞ国民大集会」での収録で八重子さんの長男、飯塚耕一郎さんから。 今日の一曲は1975年のヒット曲布施晃の「シクラメンの香り」、メッセージの一つが変更されたのみであとはすべて同じソース。この番組は2015年4月4日、14日、5月3日、12日と同じ内容である。