20日の9950kHzは昨日とは打って変わりクリアーかつ強力に聞こえている。今週の一曲あたりからPipジャミングが出てきた。以前のような変調が浅いということもなく、了解度が向上している。拉致問題インフォメーションは4月28日ワシントンDCでの首脳会談で、北朝鮮に関する部分の話。続いて5月5日にNYで開催されたシンポジウムでの山谷拉致問題担当大臣の基調講演の内容が紹介されている。この講演はすべて英語で行われ、また生中継されるはずだったが、中継トラブルで、ほかの基調講演もすべて聞くことができなかった。
ニュース解説は「日朝平壌宣言と小泉総理訪朝の意義を強調した平壌放送の論説について」、これは5月10日の平壌放送で流れた論説についての解説である。この中で平壌放送は外国向け放送で、北朝鮮では聞くことのできない放送である、したがってこの論評は日本に向けたものであると解説している。
朝鮮語今週の一曲は2001年のヒット曲、矢井田瞳のMy Sweet Darlin' 、この曲は2011年5月に登場して以来。日本語は1962年のヒット曲、ダニー飯田とパラダイスキングの「電話でキッス」。これも2012年以来の登場である。
1330の「しおかぜ」は5985kHz、、弱いながらノイズジャミングが出ているがほとんど影響はない、受信状態は良好である。20日水曜日は失踪者家族からの手紙の一部が代読されている。
2000年失踪の浜崎真嗣さんへ、お母さんの久美子さんからの手紙、
1968年失踪の屋木しのぶさんへ、妹さんの板谷春美さんから
1969年失踪の大屋敷正行さんへ、お姉さんの山口幸子さんから
1985年失踪の伊藤 克さんへ、奥さんのしづ子さんから
1960年失踪の木村かほるさんへ、お姉さんの天内みどりさんから
1993年失踪の田中正道さんへ、妹さんの村岡育世さんから
1948年失踪の平本和丸さん、1950年失踪の平本敏昭さんへ、お姉さんの末永直子さんから、「北鮮」にいる兄弟へのメッセージ。
1985年失踪の下地才喜さんへ、お母さんの元枝さんから
1963年失踪の森 洋子さんへ、お姉さんの林澄子さんから
1977年失踪の布施範行さんへ、お母さんのマサ子さんから
1989年失踪の松岡伸矢さんへ、お父さんのマサノブさん、お母さんの圭子さんから
1986年失踪のMさんへ、奥さんのキミさんから
1974年失踪の大澤孝司さんへ、お兄さんの昭一さんから
1355:33に「日本政府からのメッセージ」、これは「ふるさとの風」のコマーシャル。後半1400からも失踪者家族からの手紙が読まれている。
1977年5月失踪の仲里次弘さんへ、お姉さんの神山磯枝さんから
1965年失踪の藤田 進さんへ、お母さんのフミさんから
1987年失踪の西安義行さんへ、妹さんの西安圭子さんから
2002年失踪の稲田裕次郎さんへ、お母さんの智子さんから
1987年失踪のNさんへ、お母さんきよ子さんから
1961年失踪の岩佐寅雄さんへ、姪の竹川朋子さんから
1981年失踪の横山辰夫さんへ。お姉さんの浦本カツヨさんから
1988年失踪の種子雅也さんへ、お父さんの一郎さんとお母さんの資子(トモコ)さんから
1972年失踪の平山政子さんへ、お兄さんの勲さんから
1989年失踪の日高満男さんへ、お姉さんの田中恵美子さんから
1968年失踪の早坂勝男さんへ、お兄さんの勇治さんから
1990年失踪の清水桂子さんへ、お母さんの弘美さんから
1968年失踪の水島慎一さんへ、弟さんの嘉導さんから
以上の方からの手紙が代読された。1425:33にも「日本政府からのメッセージ」が出ている。この放送は2014年4月23日、5月28日、7月2日、23日、8月20日、10月1日、29日、11月27日、12月24日、2015年1月28日、2月25日、3月25日、4月22日と同じ番組、一ヶ月毎の再放送である。
5月19日の衆議院総務委員会において、短波放送「しおかぜ」についての質問があった。その中で「しおかぜ」の中波放送と混信問題についての質疑も行われた。深夜使われていないNHK第二の送信機については、NHKは使わせたくないとして拒否。CRIとの混信についてもターゲットエリアが違うので対処しない考え。次回10月に調整をするという何とも情けない答弁に終始した。要するに日本政府としては拉致問題は解決できないのでそのまま放置し続けるということ。このまま墓場まで持っていくことになる。まあ昨今のマスコミの報道などを見ても、拉致を解決しようとする意識はみじんも見られないが。
1430の「ふるさとの風は9960kHz、弱いPipジャミングがでているが受信状態は概ね良好である。懐かしい日本の歌「肩たたき」で始まった。拉致問題解説は増元るみ子さんについて。1978年8月12日鹿児島県吹上浜で市川修一さんとともに拉致された。二人は1979年7月20日結婚し、1981年8月17日死亡したとされる。何の前触れもなく心臓マヒで死亡したというのはいかにも不自然であり、2002年北朝鮮の捏造死亡診断書で死んだことにされてしまった。
ふるさとの声は増元るみ子さんへ。お姉さん平野文子さんから2014年12月収録のメッセージが出ている。 メッセージ内容が3月7日放送分から新しい内容になった。36年前のカセットテープが発見され、肉声を聞くことができたことなど。
続いて中学生時代の同級生メイソンSもと子さんの訴えは2013年2月収録、小中学校の同級生苅谷達郎さんのメッセージ、これも2013年2月の収録。るみ子さんの友人松永雅子さんからのメッセージは2014年10月の収録、結婚式でのお祝スピーチを録音したテープが見つかりちょっとした話題に、36年前のるみ子さんの声を聴くことができたと話している。
今日の一曲は、1976年のヒット曲沢田研二「コバルトの季節の中で」、1978年秋から一年間、蓮池由紀子さんと増元るみ子さんが北朝鮮で一緒に暮らしていたころ、由紀子さんがるみ子さんによく歌っていたという。この番組は2015年4月3日、13日、23日と同じである。