1300代の9950kHz、ジャミングは出ているようだが、弱い、受信の影響は全くない。この時間は月曜日から日曜日まで毎日同じ番組である。4月26日の「国民大集会」から安倍総理と山谷拉致担当大臣の挨拶が出ている。以下山谷大臣の挨拶全文。
「皆様こんにちは、激しい怒りと共に会場いっぱいお集まりくださいまして誠にありがとうございます。拉致問題担当大臣山谷えり子でございます。全員の救出まであきらめることなく、負けることなく進みそして結果を出していきたいと思います。
拉致は北朝鮮による国家犯罪です。そして我が国への主権侵害です。そして人権侵害であります。一日も早く解決しなければなりません。拉致被害者のお心と体の状況また家族の皆様のご心痛を察するに一刻も猶予できない問題であります。
長く閉ざされておりました日朝協議の扉が開きました。しかし北朝鮮は約束である報告を出してきてまいりません。このような中で、先月我が国独自で課している北朝鮮に対する制裁措置を延長いたしました。また総理もおっしゃいましたが国際社会国連の場でかつてないほど北朝鮮の拉致問題、人権侵害問題これを解決せよという機運が高まってきております。昨年末の国連総会ではこれを人道に対する罪とし責任者を刑事裁判所に訴追を求める決議が圧倒的多数で可決されました。そして先月国連人権理事会でも高いレベルの決議が採択され安保理の議題になってきております。私も関係国関係者の皆様とお会いしながらこの解決を求めて訴えているところであります。
さらにこれを強化するために来週私はアメリカに参ります。米国政府関係者と意見交換をするほか日本政府主催で『北朝鮮による拉致を含む人権侵害に関する国際シンポジウム』をニューヨークで開いてまいります。このシンポジウムでは私が基調講演を行うほかマルズキ・ダルスマン国連北朝鮮人権状況報告者やロバートキング北朝鮮人権問題担当特使、拉致被害者ご家族等にスピーカーとしてご参加いただく予定でありまして、こうした機会を通して拉致問題の解決を国際社会に強く訴えてまいります。
拉致問題の解決のためには総理も言われたとおり北朝鮮自身にこの問題を解決しなければ北朝鮮の未来を描くことは困難であると認識させることが必要であります。このためにも我が国独自の措置はもちろんのこと国際的な圧力も背景に対話と圧力、行動対行動の原則を貫き北朝鮮との交渉に強く当たっていく必要があります。ほかの項目が進んでもこの拉致問題最優先最重要課題が進まなければ日本は評価しないと北朝鮮にはしっかりと伝えております。拉致問題は安倍内閣にとって最重要課題であり、最優先課題であります。引き続き皆様のご理解ご支援を力にオールジャパンで取り組みながらすべての被害者の奪還救出帰国に向けて努めてまいります。本日は誠にありがとうございます。」
ニュース解説は「北朝鮮の弾道ミサイルの水中試験発射について」、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM=Submarine Launched Ballistic Missile)の水中発射実験を行ったとされる話。解説では触れなれていないが、この発射テストスチール写真が合成されたものであることが判明しています。またもや見栄っ張り北朝鮮の一断面が出てきた。
今週の一曲は朝鮮語は1990年のヒット曲高野寛の「虹の都へ」これは3年ぶりの登場、日本語放送は1967年のヒット曲森山良子の「この広い野原いっぱい」、2011年11月以来の登場である。
1330の「しおかぜ」は5985kHz、ジャミングは弱く概ね受信状態は良好である。まず朝鮮語放送から、後半1400は日本語放送である。5月3日に開催された、ロサンゼルスしおかぜの集いについて、特定失踪者問題調査会が海外で集会を行ったのは初めてである。
当日収録した拉致被害者家族などからのメッセージが出ている。まず横田拓哉さんからのメッセージ、続いて1968年失踪した水島慎一さんの親戚からのメッセージ。脱北者の一人、木下公一さんから。森本美沙さんから、拉致議連会長代行渡辺議員のメッセージが放送された。
ニューヨークでのシンポジウムについて、これが5月5日に開催されたが、事前に北朝鮮が脅しをかけており、もし当日会場の押しかけてきたら、発現させようとまでしていたが、結果誰も姿を現すことはなかった。あれこれ言うことだけはするが、実際には何もできないことの表れでもある。
1353:02と1422:25に「日本政府からのメッセージ」が出ている。さる5月5日ニューヨークでのシンポジウムを開催した内容である。
1430の「ふるさとの風」は9960kHz、ジャミングは全くない、受信状態は良好である。懐かしい日本の歌「どんぐりころころ」で始まった。
拉致問題解説は松本京子さんについて。2006年11月20日に17人目の拉致被害者に認定された。鳥取県米子市で1977年10月21日夜、自宅近くの編み物教室に出かけたまま行方不明に、北朝鮮は入国した事実はないとして、拉致を認めていない事案でもある。29歳で拉致された経緯などが紹介されている。
ふるさとの声は拉致被害者松本京子さんへ、2014年12月13日「対北朝鮮ラジオ放送シンポジウム」で公開収録された、お兄さん松本肇さんからのメッセージ。
続いて2013年10月28日米子市で開催された「拉致問題の早期解決を願う国民の集いin米子」での収録したメッセージ。 縫製会社に勤めていた同僚だった友人二人からは、2007年の収録で、同級生矢倉修さんからも、これは過去放送されたメッセージと同じ内容ある。
今日の一曲は1977年のヒット曲狩人の「あずさ2号」、意図しないで旅立ったまま、生涯帰ることのできない人はどんな思いで聞くのだろう。この番組は3月30日、4月8日、19日、28日、5月7日と同じ内容である。