1300代の9950kHz、ジャミングは出ているが、台湾の信号も強くほとんど影響はない。404週最後の番組が出ている。拉致問題インフォメーションは3月21日、日中韓3か国外相会談後の出された北朝鮮に関する部分の声明について。ニュース解説は「北朝鮮の対日通知文」について、日本に脅しをかけてきたがこれはきわめて抑えた内容という解説。日本の政治的挑発と国家主権侵害行為がエスカレートしているのと関連して4月2日、外交ルートを通じて日本側にわれわれの立場を明らかにする通知文を送ったとする内容。総連関連の家宅捜査に文句をつけている。
故郷の声は横田めぐみさんへ、お母さんの横田早紀江さんからのメッセージで2015年2月23日収録である。
今週の一曲は朝鮮語が 岡本真夜の「TOMORROW」、日本語は1973年のヒット曲小柳ルミ子の「春のおとずれ」初登場である。1357周波数アナウンス終了とともにキャリアーオフ、今週は終了のテーマ曲が出ない。
1330の「しおかぜ」は6020kHz、激しいジャミングの影響で受信状態は悪い。日曜日は日本語放送から、日本語によるニュースとニュース解説番組「日本海にかける橋」。朝鮮総連に関するニュースから、マツタケ不正輸入の外為法違反で3月26日総連議長の自宅を家宅捜査された。貿易会社の社長を逮捕したことなど、総連幹部は日常的に往来をし、金正恩と密接な連絡を取っている。京都府警の捜査でも金正恩宛の多くの機密書類が押収された。北朝鮮への上納ルートが改めて解明されようとしている。
5月5日ニューヨークにおいて拉致問題対策本部主催「北朝鮮による拉致を含む人権侵害に関する国際シンポジウム」を開催する。これに先立って5月3日ロサンゼルスで「しおかぜシンポジウム」が開かれる。
続いて国民大集会について、4月26日日比谷公会堂で開催される。安倍総理、山谷拉致担当大臣らも参加、「最終決戦の時不退転の決意で全員救出を」というタイトルで実施する。救出への道コーナーでは、朝鮮総連関連施設にガサ入れがされたこと、すでに昨年7月ごろから不正貿易の話は出ていたが、調査委員会を立ち上げたこともあり今年まで先延ばしのされた。全く進展しなことから制裁の意味も含めて家宅捜査の入ったものである。増元輝明さんの姪っ子の声も探された。
1430の「ふるさとの風」は9960kHz、パラオからの電波はそれなりに強い、ノイズジャミングが強くかなりうるさい。なつかしい日本の歌「お馬」で番組開始。今週からローテーションは変わり、これまでの9日から10日毎になり8日毎の番組が出なくなっている。
拉致問題解説は松木薫さんについて。1434から数回電波が停波した、1980年5月頃スペイン留学中に行方不明に、1988年に石岡亨さんから家族あてに8月13日付のポーランドの消印で手紙が届き、よど号ハイジャック犯とその関係者によって増元るみ子さんを含め3人が平壌へ連れて行かれたことが判明している。北朝鮮は1996年8月交通事故で死亡と発表、しかしこれは拉致がバレて急遽死亡確認書をねつ造したもの。客観的なことは何も示されていない。
ふるさとの声は26歳で拉致された松木薫さんへ、お姉さん斉藤文代さんと松木照代さんから、2014年2月28日収録のメッセージ。続いて弟さん松木信弘さんからのメッセージは2012年12月15日収録。このあと斎藤文代さんから、2014年12月13日「対北朝鮮ラジオ放送シンポジウム」で公開収録した新しいメッセージが出ている。
今日の一曲は松木薫さんへの思いを綴った、ミュージックボランティアうらた剛さん作詞作曲の「薫の約束」である。
1.お母さん叶うものなら お母さん一目だけでも逢いたい
お母さんあれから随分と お母さん季節は巡り過ぎた
生きているうちに 何時の日か日本へ帰り
あなたの胸に飛び込んで 思い切り泣きたい
お母さんも一度食べたい ちょぴり酸っぱいところてん
2.お母さん手紙も出さずに お母さん僕を許して下さい
お母さん冷たい冬が来る お母さん身体を大切に
春はまだ遠い最果ての ここは北の国
誰がこの僕を連れ出して 早く逢いたい
お母さんそれまで元気で 薫は必ず帰ります
この番組は2015年4月2日と同じ内容である。一部メッセージと周波数アナウンスを入れ替えた新しい内容である。曲の組み合わせは従来と同じである。