1300の9950kHz、Pipジャミングが出ているがほとんど聞こえない。ただ地域によってはかなり強烈に聞こえているようだ。台湾の信号も強く受信状態は良好である。
この時間9330kHzの「自由北朝鮮放送」もここではほとんどジャミングはわからないが、ほかではかなり強いジャミングが聞こえている。RFC終了後、別の朝鮮語宗教番組が1430まで出ている。記録をチェックしたところ3月29日から出ている。キャリアーだけの時間もあるがまた新しい北朝鮮向け放送が始まったのか。
1330の「しおかぜ」は6020kHz、ジャミングはほとんどわからない、5kHz下のスーパージャミングが強いが、八俣の電波も強い。受信状態は概ね良好である。土曜日は朝鮮語から始まっている。後半1400は日本語によるニュースとニュース解説番組「日本海にかける橋」。朝鮮総連に関するニュースから、マツタケ不正輸入の外為法違反で3月26日総連議長の自宅を家宅捜査された。京都府警の捜査でも金正恩宛の多くの機密書類が押収された。北朝鮮への上納ルートが改めて解明されようとしている。
5月5日ニューヨークにおいて拉致問題対策本部主催「北朝鮮による拉致を含む人権侵害に関する国際シンポジウム」を開催する。これに先立って5月3日ロサンジェルスで「しおかぜシンポジウム」が開かれる。続いて国民大集会について、4月26日日比谷公会堂で開催される。安倍総理、山谷拉致担当大臣らも参加、「最終決戦の時不退転の決意で全員救出を」というタイトルで実施する。救出への道コーナーでは、朝鮮総連関連施設にガサ入れがされたこと、すでに昨年7月ごろから不正貿易の話は出ていたが、調査委員会を立ち上げたこともあり今年まで先延ばしのされた。全く進展しなことから制裁の意味も含めて家宅捜査の入ったものである。増元輝明さんの姪っ子の声も探された。
1422:27に「日本政府からのメッセージ」が出ている、3月9日マルズキ・ダルスマン国連北朝鮮人権状況特別報告者の報告が公開された新しい内容である。スケジュール紹介では、1330-1430は5985、6020、6135kHzのいずれか、1600-1700は5985、6090、6165kHzのいずれかを使用するとアナウンスしている。
1430の「ふるさとの風」は9960kHz、Pipジャミングはほとんど聞こえない、むしろ同波のFSK波が若干うるさい。パラオの電波は強く受信状態は概ね良好である。懐かしい日本の歌「汽車」で始まった。 拉致問題解説は田口八重子さんについて。1978年6月ごろ東京高田のベビーホテルに2歳と1歳の子供を残したまま拉致された。日本人を偽装し大韓航空機爆破事件を起こした北朝鮮工作員・金賢姫(キム・ヒョンヒ)の証言から、田口八重子さんがこの北朝鮮工作員の教育係を務めたことが明らかになっているが、北朝鮮はこうした事実や事件そのものへの関与を完全に否定している。しかし、田口さんは、別の拉致被害者(2002年に帰国)に対して、「1981年から1983年にかけて「オッカ」(=金賢姫の別名)という名の女性工作員と共同生活した」ことが確認されている。
また、北朝鮮は、「田口さんは、1984年に別の拉致被害者・原敕晁さんと結婚し、1986年7月に原さんが病死したため、精神的な慰労のための旅行中に交通事故で死亡した」と説明している。しかし、帰国した拉致被害者は、田口さんとは1986年7月頃まで同じ招待所にいたが結婚の事実はなかったと証言しており、したがって、「原さんの死後、交通事故で死亡した」という北朝鮮側の説明は信用できるものではない。
北朝鮮側は、田口さんが大韓航空機爆破事件の実行犯の教育係を務めていたという事実を隠そうとしている。もちろん事件そのものを北朝鮮は認めていないし、韓国も機体引き上げなどの捜査をしないなどおかしな事件である。
ふるさとの声は田口八重子さんへのメッセージ、お兄さんの飯塚繁雄さんから2014年12月13日「北朝鮮ラジオ放送シンポジウム」で公開収録された新しい内容である。お兄さん本田勝さんからのメッセージは2014年2月収録で以前と同じ。八重子さんの姉が2013年9月に亡くなったことなども述べている。
続いて2013年4月27日の「すべての拉致被害者を救出するぞ国民大集会」での収録で八重子さんの長男、飯塚耕一郎さんから。 今日の一曲は1975年のヒット曲布施晃の「シクラメンの香り」、メッセージの一つが変更されたのみであとはすべて同じソース。何も目新しいことはない。この番組は3月8日、17日、26日と同じ内容である。