2015年03月23日

3月22日ふるさとの風

1300代の台湾送信は今日も強い、朝鮮語日本語放送ともに受信状態は良好である。ジャミングは全くない、この時間9735kHzの日本語も強いが、上下からの被りが結構うるさい。

1330の「しおかぜ」は5985kHz、弱いながらもノイズジャミングが出ているようだ。八俣の電波もそれほど強くはない。日曜日は日本語放送からで、昨日1400と同じ番組が出ている。内容の聞き取りはかろうじて可能である。日本語によるニュースとニュース解説番組「日本海にかける橋」では、まず日本政府の北朝鮮に対する要望について。今月中に拉致被害者再調査の回答がない限り、今月末で切れる貿易制裁を継続する旨発表した。民主党の拉致対策本部の会合について、これに先立ち3月5日の予算委員会の質疑で総連本部の売却問題についての話もされた。
米国の駐韓国大使の襲撃事件に関しての解説。もしこれが北朝鮮で起きたらどうだろうという話、ピョンヤンで中国大使が教われたらという仮説の話だが、韓国とは全く違った扱いがされたであろう。犯人がその場で逮捕されやがて処刑されるであろう。しかし韓国ではそういったことはない、犯人も車いすで運ばれ手厚い保護を受けていた。
3月6日の労働新聞の記事の紹介も出ている。脱北者との座談会の中で、この犯人が北朝鮮へも幾度か言ったことがあることから送り込まれたスパイかもしれない。
北朝鮮のミサイル発射について、「救出への道コーナー」は2月5日、1988年境港から失踪した矢倉富康のお父さんが亡くなられた。1988年8月2日、一人で漁に出発して翌3日朝6時に帰港する予定だったが行方不明。海上保安庁と漁業組合全員が操業を中止して操業海域を捜索したが手がかりなし。8月10日に海上保安庁が竹島沖南南東25キロで漁船を発見したが、本人の姿はなかった。左舷前方に他の船と衝突した痕跡があり、青い塗料が付着していた。昭和59年まで軍事転用可能な精密工作機械を製作していた優秀なエンジニで、技術指導のために韓国や東欧を含む欧米などへも頻繁に出張していた。過去現地調査の際収録したメッセージが放送された。
1352:25に「日本政府からのメッセージ」が出ている。いまだに調査委員会の結果が出ていないという内容である。周波数アナウンス、連絡用電話番号などの告知が出ている。

1430の「ふるさとの風」は9960kHz、週一回この時間も8日毎のローテーションで、1330と同じ番組が出ている。パラオの電波は強く受信状態は極めて良好である。日曜日はいつものように9930kHzの音声が混線している。
拉致問題インフォメーションは3月2日、ジュネーブにおいて第28回国連人権理事会が開かれた。日本政府代表外務大臣政務官のステートメントから北朝鮮における人権に関する国連調査委員会(COI)最終報告書についてなど。ニュース解説は「シャーマン国務次官の演説」について。
拉致問題解説は、田中実さんについて。1978年6月神戸市内の飲食店から、店主在日朝鮮人の手引きによって北朝鮮へ拉致された。拉致犯人も分かっていることから、北朝鮮は入国なしと握りつぶしている。
ふるさとの声は、有本恵子さんへ、お父さんの有本明弘さんからのメッセージ、昨年12月13日「対北朝鮮ラジオ放送シンポジウム」で公開収録された。
今週の一曲は、1975年のヒット曲、野口五郎の「私鉄沿線」、初登場である。
改札口で君のこと
いつも待ったものでした
電車の中から降りて来る
君を探すのが好きでした
悲しみに心とざしていたら
花屋の花もかわりました
ぼくの街でもう一度だけ
熱いコーヒー飲みませんか
あの店で聞かれました
君はどうしているのかと

伝言板に君のこと
ぼくは書いて帰ります
想い出たずねもしかして
君がこの街に来るようで
ぽくたちの愛は終りでしょうか
季節もいつかかわりました
ぼくの部屋をたずねてきては
いつも掃除をしてた君よ
このぼくもわかりません
君はどうしているのでしょう

買物の人でにぎわう街に
もうじき灯りともるでしょう
ぼくは今日も人波さけて
帰るだけですひとりだけで
この街を越せないまま
君の帰りを待ってます

1357に番組終了、後はBabcock Musicが流れている。
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