2015年03月18日

3月17日「しおかぜ」

1300代の9950kHzは引き続きクリアーに聞こえていたが、1326から広帯域で、約20kHz幅にノイズジャミングが出ている。それでも台湾からの電波もそれなりに強く聞き取りは十分可能である。ジャミングも後半には止まりいつもの受信状態に戻った。拉致問題インフォメーションは北朝鮮における人権に関する国連調査委員会(COI)最終報告書について。ニュース解説は「シャーマン国務次官の演説」について。
拉致問題解説は、田中実さんについて。1978年6月神戸市内の飲食店から、在日朝鮮人の手引きによって北朝鮮へ拉致された。北朝鮮は入国なしと握りつぶしている。
ふるさとの声は、有本恵子さんへ、お父さんの有本明弘さんからのメッセージ、昨年12月13日「対北朝鮮ラジオ放送シンポジウム」で公開収録された。
今週の一曲は、朝鮮語はフィンガー5の「個人授業」、日本語は1975年のヒット曲、野口五郎の「私鉄沿線」、これも初登場である。

1330の「しおかぜ」は5985kHz、火曜日は中国語と後半朝鮮語による、失踪者の氏名読み上げである。ジャミングはなくクリアーに聞こえている。後半1412からノイズジャミングが出てきたことから、聞きづらくなった。
この時間帯もスーパージャミングも再開しておりバンド中がノイジーである。

1430の「ふるさとの風」は9960kHz、ジャミングは全くない、聞こえない。パラオの電波は強く受信状態は良好である。懐かしい日本の歌「汽車」で始まった。 拉致問題解説は田口八重子さんについて。1978年6月ごろ東京高田のベビーホテルに2歳と1歳の子供を残したまま拉致された。日本人を偽装し大韓航空機爆破事件を起こした北朝鮮工作員・金賢姫(キム・ヒョンヒ)の証言から、田口八重子さんがこの北朝鮮工作員の教育係を務めたことが明らかになっているが、北朝鮮はこうした事実や事件そのものへの関与を完全に否定している。しかし、田口さんは、別の拉致被害者(2002年に帰国)に対して、「1981年から1983年にかけて「オッカ」(=金賢姫の別名)という名の女性工作員と共同生活した」ことが確認されている。
また、北朝鮮は、「田口さんは、1984年に別の拉致被害者・原敕晁さんと結婚し、1986年7月に原さんが病死したため、精神的な慰労のための旅行中に交通事故で死亡した」と説明している。しかし、帰国した拉致被害者は、田口さんとは1986年7月頃まで同じ招待所にいたが結婚の事実はなかったと証言しており、したがって、「原さんの死後、交通事故で死亡した」という北朝鮮側の説明は信用できるものではない。
北朝鮮側は、田口さんが大韓航空機爆破事件の実行犯の教育係を務めていたという事実を隠そうとしている。もちろん事件そのものを北朝鮮は認めていないし、韓国も機体引き上げなどの捜査をしないなどおかしな事件である。
ふるさとの声は田口八重子さんへのメッセージ、お兄さんの飯塚繁雄さんから2014年12月13日「北朝鮮ラジオ放送シンポジウム」で公開収録された新しい内容である。お兄さん本田勝さんからのメッセージは2014年2月収録で以前と同じ。八重子さんの姉が2013年9月に亡くなったことなども述べている。
続いて2013年4月27日の「すべての拉致被害者を救出するぞ国民大集会」での収録で八重子さんの長男、飯塚耕一郎さんから。 今日の一曲は1975年のヒット曲布施晃の「シクラメンの香り」、メッセージの一つが変更されたのみであとはすべて同じソース。何も目新しいことはない。この番組は3月8日と同じ内容である。

上の画像に書かれている文字を入力して下さい