15日の1300代、9950kHzはいつものように良好である。ジャミングはない、聞こえない。この一週間続いた400週最後の番組が出ている。
1330の「しおかぜ」は5985kHz、ジャミングは出ていない、八俣からの電波はかなり強い。受信状態はかなり良い。先週並びに昨日1400と同じ番組である。日本語によるニュースとニュース解説番組「日本海にかける橋」、3月2日、北朝鮮による弾道ミサイル発射のニュースから。米韓合同軍事演習に対する反発から実践行動に出たものとされる。こうした行動によりさらに北朝鮮に対する制裁が強まり、体制崩壊により近づくのでは。
続いて拉致被害者の救出作戦について。予備役ブルーリボンの会では2月26日に国会内で「拉致被害邦人救出予想作戦シュミレーション」を行った。北朝鮮の状況しだいによっては、自衛隊でどのように邦人救出するのかを検討している。現在の法律で対応できる方法と、改正後のできる方法の2種類を検討している。自衛隊で救出することを前提に具体的内容を決めていくとしている。
救出への道コーナーでは「最終決戦の年、不退転の決意で全員救出を」をスローガンに、救出活動を。拉致被害者リストはすでに金正恩の手元にある、返す返さないは彼の一言にかかっている。結果が出ないことが分かっているのに期限を切らずに交渉する日本政府のだらしなさも指摘している。1352:26に「日本政府からのメッセージ」が出ている。今年各地で拉致問題啓蒙のための演劇公演をしたことなどの内容である。
周波数アナウンスに続きいつもの緊急放送IS、日本への連絡用電話番号FAX番号、私書箱、メールアドレスがアナウンスされている。
1430の「ふるさとの風」は9960kHz、パラオからの電波は強くジャミングも全くない、日曜日は9930kHzの英語番組が混線している。受信状態は良好である。なつかしい日本の歌「お馬」で番組開始。拉致問題解説は松木薫さんについて。1980年5月頃スペイン留学中に行方不明に、1988年に石岡亨さんから家族あてに8月13日付のポーランドの消印で手紙が届き、よど号ハイジャック犯とその関係者によって増元るみ子さんを含め3人が平壌へ連れて行かれたことが判明している。北朝鮮は1996年8月交通事故で死亡と発表、しかしこれは拉致がバレて急遽死亡確認書をねつ造したもの。客観的なことは何も示されていない。
ふるさとの声は26歳で拉致された松木薫さんへ、お姉さん斉藤文代さんと松木照代さんから、2014年2月28日収録のメッセージ。続いて弟さん松木信弘さんからのメッセージは2012年12月15日収録。このあと斎藤文代さんから、2014年12月13日「対北朝鮮ラジオ放送シンポジウム」で公開収録した新しいメッセージが出ている。
今日の一曲は松木薫さんへの思いを綴った、ミュージックボランティアうらた剛さん作詞作曲の「薫の約束」である。
1.お母さん叶うものなら お母さん一目だけでも逢いたい
お母さんあれから随分と お母さん季節は巡り過ぎた
生きているうちに 何時の日か日本へ帰り
あなたの胸に飛び込んで 思い切り泣きたい
お母さんも一度食べたい ちょぴり酸っぱいところてん
2.お母さん手紙も出さずに お母さん僕を許して下さい
お母さん冷たい冬が来る お母さん身体を大切に
春はまだ遠い最果ての ここは北の国
誰がこの僕を連れ出して 早く逢いたい
お母さんそれまで元気で 薫は必ず帰ります
この番組は2月25日までとは違い、一部メッセージの内容を入れ替えた新しい内容である。曲の組み合わせは従来と同じである。