3月7日、1300代の9950kHz、朝鮮語と日本語放送はきわめて強力に聞こえている。拉致問題インフォメーションは2月12日の施政方針演説から、北朝鮮についての部分。ニュース解説は朴槿恵大統領の3・1節記念演説について。
拉致問題解説は、日本政府発行のパンフレット「北朝鮮による日本人拉致問題」から。これはA5サイズで16ページの冊子である。その中から「拉致問題Q&A」の部分を紹介している。
故郷の声は横田めぐみさんのご両親、横田滋さん横田早紀江さんから、2014年2月1日収録のメッセージ。
今週の一曲は朝鮮語は、ダウン・タウン・ブギウギ・バンドの「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」、2008年に登場して以来である。日本語は1974年のヒット曲、海援隊の「母に捧げるバラード」、初登場の曲である。
1330の「しおかぜ」は5985kHz、Pipジャミングは番組開始直前1326:35に出てきた。土曜日は朝鮮語放送から、八俣の信号もそこそこ来ており内容に聞き取りは可能である。。後半1400は日本語放送、3月2日北朝鮮が弾道ミサイルを発射したというニュース。
続いて拉致被害者の救出作戦について、さる2月26日に国会内で開かれた予備役ブルーリボンの会では北朝鮮の状況しだいによっては、自衛隊でどのように救出するのかを検討している。自衛隊で救出することを前提に具体的内容を決めていく。
ジャミングは1454:10に止まった。この後はまたミャンマー放送がよく聞こえている。
1430の「ふるさとの風」は9960kHz、ジャミングは全くない、受信状態は極めて良好である。懐かしい日本の歌「肩たたき」で始まった。拉致問題解説は増元るみ子さんについて。1978年8月12日鹿児島県吹上浜で市川修一さんとともに拉致された。二人は1979年7月20日結婚し、1981年8月17日死亡したとされる。何の前触れもなく心臓マヒで死亡したというのはいかにも不自然であり、2002年北朝鮮の捏造死亡診断書で死んだことにされてしまった。
ふるさとの声は増元るみ子さんへ。お姉さん平野文子さんから2014年12月収録のメッセージが出ている。 メッセージ内容が新しい収録になった。36年前の肉声を聞くことができたことなど。
続いて中学生時代の同級生メイソンSもと子さんの訴えは2013年2月収録、小中学校の同級生苅谷達郎さんのメッセージ、これも2013年2月の収録。るみ子さんの友人からのメッセージは2014年10月の収録。
今日の一曲は、1976年のヒット曲沢田研二「コバルトの季節の中で」、1978年から一年間、蓮池由紀子さんと増元るみ子さんが北朝鮮で一緒に暮らしていたころ、由紀子さんがるみ子さんによく歌っていたという。
髪形が かわりましたね
秋風に よく似合いますね
何か悲しいこと あったのでしょうか
コバルトが 目にしみますね
誰だって 秋は独りですね
だから今朝はなにも 話しかけません
しあわせの手ざわりが
いまとても懐しく
足早に過ぎて行く この秋の中で
あなたを 見失いたくないのです
風の日は きらいでしたね
忘れたい 何かあるのですね
だけど人はきっと 愛しあえるでしょう
コバルトが 目にしみますね
誰だって 過去はつらいですね
だから明日のこと 話してみませんか
ひとりぼっちだったから
やさしさが 好きでした
絶えまなく揺れている この秋の中で
あなたを 見失いたくないのです