その昔たった10人ぐらい拉致されただけで国交正常化云々といった今も現役の人がいた。マスコミを味方につけることがいかに必要かを今回の事件も見せつけている。それこそたった二人のことで防衛大臣までたいそうな発言である。35年もほったらかしにしていながら、かつて防衛大臣が拉致事件で発言したことがあっただろうか。ジャーナリストというだけでこの騒ぎようである。
その中でも放送だけは淡々と続いている。1300の9950kHzは3日も強い、拉致事件解決はできないので、啓もう活動だけでもやろうとその公演開催の告知が出ている。見て理解できる演劇を声だけで中継するという努力だけはよしとしよう。拉致問題解説は「平成25年度拉致問題の解決その他北朝鮮当局による人権侵害問題への対処に関する政府の取り組みについての報告」の中から、「六者会合」についての部分から。
六者会合は、北朝鮮をめぐる諸懸案を解決するための交渉の場として、引き続き有効な枠組みである。政府は、六者会合の再開にはまず北朝鮮による諸懸案の解決のための具体的な行動が必要との立場であり、日米韓で緊密に連携しながら、北朝鮮の具体的行動を強く求めてきているが、平成25年2月の核実験の強行や平成26年3月の弾道ミサイル発射に見られるように、日米韓が北朝鮮に求めている具体的行動は見られておらず、六者会合は平成20年12月以来開催されていない。
平成17年9月に発出された六者会合共同声明においては、拉致問題を含めた諸懸案事項を解決することを基礎として、日朝間の国交を正常化するための措置をとることが、六者会合の目標の一つとして位置づけられており、この共同声明の完全な実施が重要である。
政府としては、米国及び韓国、さらには中国やロシアを始めとする関係国と緊密に連携しつつ、北朝鮮に対し、六者会合共同声明の完全実施に向けて具体的行動をとるよう引き続き求めていく考えである。
1330の「しおかぜ」はまだ6135kHzに膠着している、ジャミングの中全く聞くことができない。番組は中国語と朝鮮語が出ていると思われる。若干ジャミングもスキップ気味?ではなく1346に停波している。朝鮮語の終了までジャミングの再開はなかった。
1430の「ふるさとの風」は9960kHz、開始前にWHRの英語アナウンスが出ている。懐かしい日本の歌「ずいずいずっころばし」で番組開始。このあと1433:30に突然停波、一分後に再開した。 拉致問題解説は市川修一さんについて、1978年8月12日、鹿児島県日置郡から増元るみ子さん当時23歳と共に拉致された。北朝鮮は1979年9月4日死亡としているが、泳げなかった市川さんが、初冬に川で溺死したことにして、にわか死亡通知書を作成、客観的事実は何もなく信用できる内容ではない。これも北朝鮮にとっては死亡したことにしないと都合の悪い拉致事件である。
ふるさとの声は、市川修一さんへ、お兄さんの市川健一さん龍子さんご夫妻からのメッセージは2013年2月6日収録である、安倍政権になり、解決に向け願いを込めたメッセージである。拉致されているのになぜいつまでも放っておくのかと切実な訴えである。中学高校生時代の友人花牟礼薫さん、小中学校同級生の高山さんからのメッセージは2007年に収録されたものが出ている。
今日の一曲は1972年のヒット曲吉田拓郎の「結婚しようよ」。この番組は2014年11月5日、14日、23日、12月2日、11日、20日、29日、2015年1月7日、25日と同じ内容である。