2014年12月28日

12月27日「しおかぜ」

年末ということで日本のテレビ局も特集番組が多くなる。TBSが毎週放送している「報道特集」、27日は終わらない拉致と題し過去の映像などを流していた。特定失踪者問題調査会の現地調査の模様などの取材から、新たな事実もは分かった。しかしいずれももう帰ることはないだろうと、あきらめに近い家族らの声だった。
本人の意思で行ったのか、連れ去られたのか本人にしかわからない、いつもマスコミが言う言葉である。

1300の9950kHz、朝鮮語放送はジャミングもなくクリアーである。後半1330の日本語はかなり信号も弱くなり聞き取り困難である。久々台湾からの電波も年末疲れか。

1330の「しおかぜ」は5910kHz、ジャミングも八俣の電波もスキップしている。年末恒例の番組が聞こえている。2011年5月に初めて放送された「私の娘を100ウォンで売ります」である。その後幾度も再放送され、最近では2013年12月27日に放送されている。
この詩集は、脱北者、張真晟(チャン・ジンソン)氏により2008年に出版された。30歳代半ばで金日成総合大学を卒業、朝鮮作家同盟中央委員会のメンバーとして金正日体制の宣伝・扇動を担当。2004年に脱北した。1995年~1998年の4年間に300万人が餓死したとされる大飢饉の悲劇を扱った詩は全部で71編。詩自体を綴る事さえ許されない体制下で、「わたしたちのご飯は分厚い木の皮」など「米飯賛歌」からはじまり、生き残るための暮らしぶりや公開処刑、体制批判まで、生々しい言葉が連なっている。
2011年8月に放送された録音、今日12月27日と同じ内容である。

1430の「ふるさとの風」は9960kHz、ジャミングは全く無い、この時間パラオからの信号は強い、受信状態は良好である。懐かしい日本の歌「シャボン玉」で始まった。 拉致問題解説は横田めぐみさんについて。1977年11月15日の夕方新潟市内の中学校下校時に行方不明になった。20年後拉致されたことがマスコミの報道で一般に知られることになった。北朝鮮は拉致はしたがすでに死亡したとして2004年ニセ遺骨を提出、死亡時期を訂正(1993年3月死亡を1994年4月に改ざん)するなど亡き者にしないと北朝鮮にとっては都合の悪いことばかり。
ふるさとの声は横田めぐみさんへのメッセージ。横田滋さんから2014年2月に収録。横田早紀江さんからも2014年2月収録のメッセージである。続いて2014年2月に都内で開催された「北朝鮮拉致問題の解決を願う都民の集い」から横田早紀江さんの訴え。あの手この手を使い孫娘と会わせるなど、現体制下でめぐみさんを返すことは不可能で死亡したと洗脳、工作活動を通して拉致事件の幕引きを図ろうとしている。
今日の一曲は1972年のヒット曲、森昌子の「先生」、最初に登場したのは2009年である。ローテーションの関係で、1330と同じ曲になってしまった。この番組は2014年11月3日、21日、30日、12月9日、18日と同じである。

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