2014年12月17日

12月16日ふるさとの風

1300の9950kHz、ジャミングは全く聞こえない。台湾からの電波も強く、受信状態は良好である。ニュース解説は「アメリカの専門家の見方」ついて、米国の北朝鮮に対する見方は変わっていないこと、戦時作戦統制権を韓国に移管するというもので過去にもあった内容で特に目新しいものではない。
拉致問題解説は、平成25年度拉致問題の解決その他北朝鮮当局による人権侵害問題への対処に関する政府の取り組みについての報告の中から、拉致被害者の認定、および拉致容疑事案等の捜査調査の推進について。ふるさとの声は有本恵子さんへ、有本明弘さんとお母さんの有本嘉代子さんからのメッセージ、2013年2月20日の収録。
今週の一曲は1972年のヒット曲、森昌子の「先生」、過去何回も登場している。朝鮮語日本語放送ともに同じ内容である。この放送はオンデマンドでいつでも聞くことができるが今週の一曲はカットされている。ノーカット版はここで聞くことができる

1330の「しおかぜ」は5910kHz、1326に出てきたジャミングも1分後に停波、またすぐに出てきたがかなり弱い、八俣の電波にほぼ押し切られている。16日火曜日は中国語放送が出ている。フェージングの谷ではジャミングにつぶされてしまうが、受信状態は概ね良好である。後半1400は朝鮮語放送である。

1430の「ふるさとの風」は9960kHz、ジャミングは全く無い、懐かしい日本の歌「肩たたき」で開始した。拉致問題解説は増元るみ子さんについて。1978年8月12日鹿児島県吹上浜で市川修一さんとともに拉致された。二人は1979年7月20日結婚し、1981年8月17日死亡したとされる。何の前触れもなく心臓マヒで死亡したというのはいかにも不自然であり、2002年北朝鮮の捏造死亡診断書で死んだことにされてしまった。
ふるさとの声は増元るみ子さんへ。お姉さん平野文子さんから2010年10月収録のメッセージなどが出ている。 工作員に悪用されるかもしれないという理由での戸籍抹消と、父親死亡後に回復したいきさつなどが話されている。
続いて中学生時代の同級生メイソンSもと子さんの訴えは2013年2月収録、小中学校の同級生苅谷達郎さんのメッセージ、これも2013年2月の収録。るみ子さんの友人3人からのメッセージは2007年の収録。
今日の一曲は、1976年のヒット曲沢田研二「コバルトの季節の中で」、1978年から一年間、蓮池由紀子さんと増元るみ子さんが北朝鮮で一緒に暮らしていたころ、由紀子さんがよく歌っていたという。
この番組は2014年11月1日、10日、19日、12月7日と同じ内容である。番組の最後ではウェブサイトのURLがアナウンスされているが、いつまでもアドレスを言うのではなく検索ワードで済むのでは、そのほうが実態に即したやり方。

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