2014年11月11日

11月10日ふるさとの風

今週からまた新しい番組、通算で383週目になるはず、1300代の9950kHzはジャミングもなくクリアーに聞こえている。前半朝鮮語、後半日本語放送ともに受信状態は良好である。拉致問題インフォメーションは10月31日の菅官房長官の北朝鮮での会談の結果を発表。何も新たな情報はなかったとの報告である。
ニュース解説は「11月8日、北朝鮮に拘束されていたアメリカ人二人の解放について」。拉致問題解説は平成25年度拉致問題及び北朝鮮の人権侵害に関する対処の報告書の一部が紹介されている。ふるさとの声は増元るみ子さんへ、友人の松永まさ子さんから2014年10月収録のメッセージ。
今週の一曲は朝鮮語、日本語とも同じで、橋幸夫と吉永小百合の「いつでも夢を」がちょっとだけ、2010年7月以来の登場である。もっともこれ以降2011年まで杉並児童合唱団で登場している。

1330の「しおかぜ」は5985kHz、早くからジャミングが出ており受信状態は悪い。月曜日は一時間日本語で拉致被害者、失踪者の氏名生年月日が読み上げられているが、ほとんど聞き取れない。それでも1340頃から若干信号レベルが上昇気味、ほぼ聞き取り可能である。

1430の「ふるさとの風」は9960kHz、ジャミングは無いが久しぶりにFSK波の混信が目立つ。懐かしい日本の歌「肩たたき」で始まった。拉致問題解説は増元るみ子さんについて。1978年8月12日鹿児島県吹上浜で市川修一さんとともに拉致された、当時24歳である。二人は1979年7月20日結婚し、1981年8月17日死亡したとされる。何の前触れもなく心臓マヒで死亡したというのはいかにも不自然であり、2002年北朝鮮の捏造死亡診断書で死んだことにされてしまった。
ふるさとの声は増元るみ子さんへ。お姉さん平野文子さんから2010年10月収録のメッセージなどが出ている。 工作員に悪用されるかもしれないという理由での戸籍抹消と、父親死亡後に回復したいきさつなどが話されている。
続いて中学生時代の同級生メルソンSもと子さんの訴えは2013年2月収録、小中学校の同級生苅谷達郎さんのメッセージ、これも2013年2月の収録。るみ子さんの友人3人からのメッセージは2007年の収録。
今日の一曲は、1976年のヒット曲沢田研二「コバルトの季節の中で」、1978年から一年間、蓮池由紀子さんと増元るみ子さんが北朝鮮で一緒に暮らしていたころ、由紀子さんがよく歌っていたという曲。
髪形が かわりましたね
秋風に よく似合いますね
何か悲しいこと あったのでしょうか
コバルトが 目にしみますね
誰だって 秋は独りですね
だから今朝はなにも 話しかけません
しあわせの手ざわりが
いまとても懐しく
足早に過ぎて行く この秋の中で
あなたを 見失いたくないのです

風の日は きらいでしたね
忘れたい 何かあるのですね
だけど人はきっと 愛しあえるでしょう
コバルトが 目にしみますね
誰だって 過去はつらいですね
だから明日のこと 話してみませんか
ひとりぼっちだったから
やさしさが 好きでした
絶えまなく揺れている この秋の中で
あなたを 見失いたくないのです

この番組は2014年11月1日と同じ内容である。
1600の「ふるさとの風」は9975kHz、ジャミングもなく信号は強力、受信状態は良好である。冬季でもパラオからの電波はほとんどスキップすることがないようだ。1430と同じ番組が出ている。

おなじく1600の「しおかぜ」は5910kHz、こちらはジャミングのスキップはなく八俣からの電波がスキップしている。ほとんど聞き取りできない、受信状態は悪い、あえてSINPOを付ければ32442程度か。放送終了直後の1702:05にジャミングは止まった。
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