2014年11月10日

10月9日ふるさとの風

1300台の9950kHzは今日も元気がよろしいようで、ジャミングは全く聞こえない、信号は強力で、受信状態は極めて良好である。382週最後の番組は拉致問題インフォメーションから、10月22日北朝鮮の特別調査委員会への出席を決めた官房長官の談話から。続いて山谷拉致問題担当大臣の衆議院特別委員会での所信表明が代読された。結果は予想された通り何の進展もなかったが引き続き調査を継続するというもの。北朝鮮のペースに乗せられている。
ニュース解説は「アメリカの対北朝鮮政策」について、イスラム国への対応、IAEAについても述べている。朝鮮語今週の一曲はGO!GO!7188の「こいのうた」、日本語放送は無し。

1330の「しおかぜ」は5985kHz、いつもの強力なジャミングが聞こえない。しかし八俣の電波もほぼスキップ状態、ほとんど聞き取りできない。後半朝鮮語放送が若干持ち直しかろうじて聞くことができる。先週と同じ内容である。土曜と日曜日の番組は日本語と朝鮮語の時間が入れ替わるだけで、同じ番組が出ている。

1430の「ふるさとの風」は9960kHz、ジャミングは聞こえないが9930kHzの音声が混線している、パラオの電波も強く受信状態は良好である。なつかしい日本の歌「お馬」で始まった。
拉致問題解説は松木薫さんについて。1980年5月頃スペイン留学中に行方不明に、1988年に石岡亨さんから家族あてに8月13日付のポーランドの消印で手紙が届き、よど号ハイジャック犯とその関係者によって増元るみ子さんを含め3人が平壌へ連れて行かれたことが判明している。北朝鮮は交通事故で死亡と発表、しかしこれは拉致がばれて急遽死亡確認書をねつ造したもの。
ふるさとの声は26歳で拉致された松木薫さんへ、お姉さん斉藤文代さんと松木照代さんから、2014年2月28日収録のメッセージ。続いて弟さん松木信弘さんからのメッセージは2012年12月15日収録。また高校時代の恩師松村六郎先生から2010年9月の収録メッセージも出ている。
今日の一曲は松木薫さんへの思いを綴った、ミュージックボランティアうらた剛さん作詞作曲の「薫の約束」である。
1.お母さん叶うものなら お母さん一目だけでも逢いたい
  お母さんあれから随分と お母さん季節は巡り過ぎた
  生きているうちに 何時の日か日本へ帰り
  あなたの胸に飛び込んで 思い切り泣きたい
  お母さんも一度食べたい ちょぴり酸っぱいところてん

2.お母さん手紙も出さずに お母さん僕を許して下さい
  お母さん冷たい冬が来る お母さん身体を大切に
  春はまだ遠い最果ての ここは北の国
  誰がこの僕を連れ出して 早く逢いたい
  お母さんそれまで元気で 薫は必ず帰ります

この番組は2014年10月31日と同じ内容である。
1600の「ふるさとの風」は9975kHz、ジャミングはわからない、混信も全くなく受信状態は良好である。1430と同じ番組である。

同じく1600の「しおかぜ」は5910kHz、ほぼ番組開始と同時にジャミングを出している。前半は日本語放送でほとんどジャミングに潰されている。後半1633過ぎに強力なジャミングが停波、かなり聞きやすくなっている。1650には全くジャミングの存在が分からなくなってきた。1658にBBCのISが聞こえ出した。

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