1300代の9950kHz、このところジャミングは聞こえず、受信状態は良好である。この時間の放送は政府拉致問題対策本部のオンデマンド放送でいつでも聞きことができる。すでにこの週の放送もアップされている。拉致問題インフォメーションは10月22日北朝鮮の特別調査委員会への出席を決めた官房長官の談話から。続いて山谷拉致問題担当大臣の衆議院特別委員会での所信表明が代読された。結果は予想された通り何の進展もなかったが引き続き調査を継続するというもの。北朝鮮のペースに乗せられている。
ニュース解説は「アメリカの対北朝鮮政策」について、イスラム国への対応、IAEAについても述べている。朝鮮語今週の一曲はGO!GO!7188の「こいのうた」、日本語放送は無し。
1330の「しおかぜ」は5985kHz、今日も強力なPipジャミングが出ている。受信状態は極めて悪い。7日金曜日は朝鮮語放送が出ている。
この放送が始まって10年が経過したが、一向に解決への手がかりはなくこれからも放送は続けられることになる。この放送に関し11月4日の調査会ニュースで、八俣の送信出力を今の100kWから300kWへ増力すべく打診中と書かれている。
ジャミングに関しても書かれているが、この冬スケジュールからは周波数変更翌日からジャミングを出しており、拉致は解決済みとする姿勢をよりはっきりさせている。
例年冬季は北からのジャミングはほぼ7MHz以上はスキップして少なくとも日本では聞こえない日が多いのでは。「しおかぜ」の周波数もいつまでも49mbに固守することなく柔軟に対応してほしい。
1300の「自由朝鮮放送」が7515kHzへ動いている、今までの7557kHzもジャミングの影響は少なかったがそれでも頻繁に浮気をしている。
RFC 1300-1500 7515 kHz (ex.7557)
1430の「ふるさとの風」は9960kHz、ジャミングは全く聞こえない。すでにバンド全体が落ち気味だが、台湾からの電波は健闘している。立冬の日も懐かしい日本の歌は「たなばたさま」で始まった。こういうのも拉致対策本部の口先で言うだけでやる気のなさを示している。
拉致問題解説は石岡亨さんについて。1980年5月ごろ大学生だった石岡さんはヨーロッパへ出かけたまま行方不明に。1988年家族あてに8月13日付のポーランドの消印で手紙が届き平壌で暮らしていることがわかった。こうして有本恵子さん、松木薫さん3人が北朝鮮に拉致されたことが判明、1984年11月4日死亡と北朝鮮は発表している。松木薫さんを含めた3人は、よど号ハイジャック犯がかかわっている拉致事件だ。
ふるさとの声は石岡亨さんへ、2014年1月21日のお兄さん石岡章さんからの手紙が代読されている。 今日の一曲は1977年のヒット曲狩人の「あずさ2号」、この曲で一躍有名になった新宿8時発の列車だ。この番組は2014年10月29日と同じ内容である。