2014年11月03日

11月2日「しおかぜ」

1300代の9950kHz、台湾送信はジャミングもなくクリアーに聞こえている。この時間9735kHzの日本語はさらに強力である。送信ビームの違いといえばそれまでだが、9950kHzは帯域幅も狭く変調も浅く感じられる。381週最後の番組が出ている。11月1日は増元るみ子さんの誕生日のアナウンスから、拉致問題インフォメーションは5人が帰国して12年が経つ、山谷拉致担当大臣記者会見の模様から。ニュース解説は「韓国軍への戦時作戦統制権移管」について、事実上の無期限延期という形で合意した米韓の定例安保協議会(SCM)の模様から。ソウルの竜山米軍基地を2016年までに京畿道平沢へ移転させる一方で、米韓合同司令部は竜山に残すことを決めた。
拉致問題解説は北朝鮮人権問題に関する国連調査委員会最終報告書について。故郷の声は、増元るみ子さんへ、お姉さんの平野文子さんからのメッセージで2014年10月収録の新しい音源が使われている。 今週の一曲は朝鮮語、日本語とも同じで1968年のヒット曲、ザ・タイガースの「花の首飾り」。

1330の「しおかぜ」はきょうも強烈なジャミングに見舞われている。上下1700Hzのキャリアーをカットすればかなり聞き易くなる。去る9月18日に大阪で開かれた家族懇談会で収録したメッセージが出ている。
金田祐司さんへ、お母さんの和子さんから、
宮脇留義さんへ弟さんの學さんから、
秋田美輪さんへ、お姉さんの吉見美保さんからのメッセージ。
また同じく京都での現地調査の際収録した被害者家族からのメッセージなどが放送されている。
後半1400は朝鮮語放送、これまたほとんど聞き取れない。

1430の「ふるさとの風」は9960kHz、この時間もジャミングは全くない、受信状態は良好である。日曜日は9930kHzの英語放送が混線して聞こえている。懐かしい日本の歌「汽車」で始まった。
拉致問題解説は田口八重子さんについて。1978年6月ごろ高田のベビーホテルに子供を残したまま拉致された。日本人を偽装し大韓航空機爆破事件を起こした北朝鮮工作員・金賢姫(キム・ヒョンヒ)の証言から、田口八重子さんがこの北朝鮮工作員の教育係を務めたことが明らかになっているが、北朝鮮はこうした事実や事件そのものへの関与を完全に否定している。しかし、田口さんは、別の拉致被害者(2002年に帰国)に対して、「1981年から1983年にかけて「オッカ」(=金賢姫の別名)という名の女性工作員と共同生活した」ことが確認されている。
また、北朝鮮は、「田口さんは、1984年に別の拉致被害者・原敕晁さんと結婚し、1986年7月に原さんが病死したため、精神的な慰労のための旅行中に交通事故で死亡した」と説明している。しかし、帰国した拉致被害者は、田口さんとは1986年7月頃まで同じ招待所にいたが結婚の事実はなかったと証言しており、したがって、「原さんの死後、交通事故で死亡した」という北朝鮮側の説明は信憑性も疑わしい。
北朝鮮側は、田口さんが大韓航空機爆破事件の実行犯の教育係を務めていたという事実を隠そうとしている。もちろん事件そのものを北朝鮮は認めていないし、韓国も機体引き上げなどの捜査をしないなどおかしな事件である。
ふるさとの声は田口八重子さんへのメッセージ、残された子供はもう40歳にもなる。2014年2月収録でお兄さんの飯塚繁雄さんとお兄さん本田勝さんからのメッセージである。八重子さんの姉が2013年9月に亡くなったことなども述べている。続いて2013年4月27日の「すべての拉致被害者を救出するぞ国民大集会」での収録で八重子さんの長男、飯塚耕一郎さんから。これは従来通りである。
今日の一曲は1975年のヒット曲布施晃の「シクラメンの香り」、この番組は4月9日、18日、27日、5月6日、15日、6月11日、20日、29日、7月8日、17日、26日、8月4日、13日、31日、9月9日、18日、27日、10月6日、15日、24日と同じである。
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