2014年10月24日

10月23日ふるさとの風

23日、1300代の9950kHz、ジャミングは聞こえない、「イルボネパラム」朝鮮語放送がクリアーに聞こえている。1330は「ふるさとの風」日本語放送、引き続きジャミングはない、弱くて聞こえないだけのようだ。この時間は毎日同じ番組の繰り返しである。
拉致問題インフォメーションは、日韓、日米の拉致問題の対する意見交換など。ニュース解説は「3年8か月ぶりの南北軍事会談」について。
拉致問題解説は、「拉致事件とは何なのか」について。1970年代から80年代にかけて多くに日本人が不自然な形で行方不明になる事件が続いた。25年ぶりに5人が帰国するまでメディアは拉致を認めなかった。ふるさとの声は横田早紀江さんからのメッセージ、2014年4月1日の収録。今週の一曲は朝鮮語と日本語ともに同じ、1961年のヒット曲、坂本九の「上を向いて歩こう」である。

1330の「しおかぜ」は6020kHzのはず、ジャミングが強く、また混信もありまったく受信不可能である。1400以降激しいジャミングの中から、かろうじて英語放送の出ていることが分かる。49mbは北朝鮮のジャミングに埋め尽くされている。

1430の「ふるさとの風」は9960kHz、弱いジャミングが出ている、受信状態は概ね良好である。23日木曜日は、懐かしい日本の歌「肩たたき」で始まった。拉致問題解説は増元るみ子さんについて。1978年8月12日鹿児島県吹上浜で市川修一さんとともに拉致された、当時24歳である。二人は1979年7月20日結婚し、1981年8月17日死亡したとされる。何の前触れもなく心臓マヒで死亡したというのはいかにも不自然であり、2002年北朝鮮の捏造死亡診断書で死んだことにされてしまった。
ふるさとの声は増元るみ子さんへ。お姉さん平野文子さんから2010年10月収録のメッセージなどが出ている。 工作員に悪用されるかもしれないという理由での戸籍抹消と、父親死亡後に回復したいきさつなどが話されている。
続いて中学生時代の同級生メルソンSもと子さんの訴えは2013年2月収録、小中学校の同級生苅谷達郎さんのメッセージ、これも2013年2月の収録。るみ子さんの友人3人からのメッセージは2007年の収録。
今日の一曲は、1976年のヒット曲沢田研二「コバルトの季節の中で」、1978年から一年間、蓮池由紀子さんと増元るみ子さんが北朝鮮で一緒に暮らしていたころ、由紀子さんがよく歌っていたという曲。
髪形が かわりましたね
秋風に よく似合いますね
何か悲しいこと あったのでしょうか
コバルトが 目にしみますね
誰だって 秋は独りですね
だから今朝はなにも 話しかけません
しあわせの手ざわりが
いまとても懐しく
足早に過ぎて行く この秋の中で
あなたを 見失いたくないのです

風の日は きらいでしたね
忘れたい 何かあるのですね
だけど人はきっと 愛しあえるでしょう
コバルトが 目にしみますね
誰だって 過去はつらいですね
だから明日のこと 話してみませんか
ひとりぼっちだったから
やさしさが 好きでした
絶えまなく揺れている この秋の中で
あなたを 見失いたくないのです

この番組は2014年4月17日、26日、5月5日、14日、23日、6月19日、28日、7月7日、16日、25日、8月3日、12日、21日、9月17日、26日、10月5日、14日と同じ内容である。
1600の「しおかぜ」は6165kHz、強力なPipジャミングが出ている。しかし山田の信号は弱く全く聞こえない。1600開始のCRIがやけに強い。1657CRI終了、直後に英語放送の出ていることが確認できた。

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