1300代の9950kHz、ジャミングの中朝鮮語放送から始まった。ジャミングは弱くあまり大きな影響はない。378週最後の放送である。朝鮮語今週の一曲は1999年のヒット曲、小柳ゆきの「あなたのキスを数えましょう」、2012年10月以来の登場である。北朝鮮向けの放送になぜこの曲なのかよくわからない。
後半1330は日本語放送、引き続き台湾の電波は強くよく聞こえている。日本語放送今週の一曲は1976年のヒット曲、因幡晃の「わかって下さい」、2007年に登場以降何回も使われている。
1330の「しおかぜ」は6020kHz、八俣の電波も強いが、ジャミングもやや強い、しかし聞き取りは十分可能である。日本語放送からで、昨日1400と同じ番組である。金正恩の足を引きずる姿が報道されている。さる9月10日、スイス・ジュネーブにおいて拉致問題対策本部主催「北朝鮮による拉致を含む人権侵害に関する国際シンポジウム」が開催された際、啓発イベントのパネル展会場で収録した古川了子さんのお姉さん竹下珠二さんからのメッセージ、続いて山谷えり子拉致問題担当大臣のあいさつが出ている。
そして9月17・18日に行われた京都・大阪での一万キロ現地調査23回の模様が出ている。立命館在学中失踪した尾方晃さん、酒井秀俊さんご家族からの聞き取り調査。左京区西京極の工作員辛光洙と一時同居していた朴春仙さんご家族の飲食店で脱北帰国者榊原洋子さん、六十代女性との話など。
拉致問題の日朝協議について。9月19日の北朝鮮に誠意ある対応を求めていくという外務省発表に対し、厳しい批判が出ていることも述べている。北朝鮮に誠意などあるはずもなく、八百屋に行ってウナギを求めるようなものだと強硬な発言も出ている。
1352:26に「日本政府からのメッセージ」が、ジュネーブにおける北朝鮮人権問題のシンポジウムで山谷えり子拉致問題担当大臣の基調講演が行われた新しい内容になっている。この後はいつもの緊急放送ISに次いで、日本への緊急連絡用電話番号などがアナウンスされている。後半1400は朝鮮語放送、昨日1330と同じ番組である。引き続きジャミングの中よく聞こえている。
1430の「ふるさとの風」は9960kHz、ジャミングは聞こえない、受信状態は良好である。日曜日ということでこの時間、同じパラオの9930kHzに出ている英語放送がバックで聞こえている。懐かしい日本の歌「ないしょばなし」で始まった。拉致問題解説は曽我みよしさん当時46歳について。1978年8月12日夜、佐渡島からひとみさん(当時19歳)と共に行方不明になった。日本政府の無策ぶりが露呈した事件で、2002年ひとみさんが帰国するまで、拉致されていることさえ分からなかった。その後の調査で在日朝鮮人が関与していることも分かっている、実行犯キムヨンスクを国際手配して犯人の引き渡しを求めているというが何の解決にも至っていない。関係者はいまも日本国内で通名を使い普通に生活している特別永住者の一人である。
ふるさとの声は曽我みよしさんへ、2011年9月27日収録の音源がまだつかわれている。曽我ひとみさんの日本語と朝鮮語(日本語放送では韓国語と言わされている)によるメッセージが出ている。この年、ひとみさんは52歳、みよしさんは80歳である。
今日の一曲は1980年のヒット曲、オフコースの「さよなら」、この曲は2011年5月や2012年3月に、2013年9月の今週の一曲などで登場している。この番組は2014年4月15日、23日、5月3日、12日、21日、30日、6月8日、17日、7月5日、23日、8月10日、19日、28日、9月6日、15日、10月3日と同じ内容である。