10日に京都で講演をした横田早紀江さん、北朝鮮の対応に怒りを表しているというニュースも流れている。すでに本当のことはわかっているのだろうが、こうした公の場では言わないようにしているのだろう。拉致事件が解決することはあり得ないということを。
1300の「イルボネパラム」と1330の「ふるさとの風」は9950kHz、土曜日はジャミングが出ていないようだ。受信状態は良好である。拉致問題インフォメーションは9月17日菅官房長官の話として調査を粛々と進めている、現時点ではまだ初期段階でこれ以上のことはないという。
ニュース解説は「北朝鮮高官の韓国電撃訪問」について。続いて拉致問題解説は有本恵子さんについて、1983年7月ごろコペンハーゲンから手紙が届いたのを最後に行方不明に。1988年に石岡亨さんから家族あてに8月13日付のポーランドの消印で手紙が届き、よど号ハイジャック犯らの手によって北朝鮮に拉致されたことが判明している。そして1988年11月4日に何の証拠もない死亡診断書で家族全員死亡と北朝鮮は発表している。
朝鮮語今週の一曲は1999年のヒット曲、小柳ゆきの「あなたのキスを数えましょう」、2012年10月以来の登場である。北朝鮮向けの放送になぜこの曲なのかよくわからない。
日本語放送今週の一曲は1976年のヒット曲、因幡晃の「わかって下さい」、2007年に登場以降何回も使われている。
1330の「しおかぜ」は6020kHz、弱いながらもジャミングは出ている、八俣の信号は強力で受信状態は概ね良好である。11日土曜日は朝鮮語放送が出ている。後半1400は日本語放送、金正恩の足を引きずる姿が報道されているコメントから。先週と同じ番組である。
さる9月10日、スイス・ジュネーブにおいて拉致問題対策本部主催「北朝鮮による拉致を含む人権侵害に関する国際シンポジウム」が開催された。啓発イベントでのあいさつから、古川了子さんのお姉さん竹下珠二さんからのメッセージ、続いて山谷えり子拉致問題担当大臣のあいさつが出ている。
そして9月17・18日に行われた京都・大阪での一万キロ現地調査23回の模様が出ている。立命館在学中失踪した尾方晃さん、酒井秀俊さんご家族からの聞き取り調査。
左京区西京極の工作員辛光洙と一時同居していた朴春仙さんご家族の飲食店で脱北帰国者榊原洋子さん、六十代女性との話など。
拉致問題の日朝協議について。9月19日の北朝鮮に誠意ある対応を求めていくという外務省発表に対し、厳しい批判が出ていることも述べている。北朝鮮に誠意などあるはずもなく、八百屋に行ってウナギを求めるようなものだと強硬な発言も出ている。
1422:26に「日本政府からのメッセージ」が、ジュネーブにおける北朝鮮人権問題のシンポジウムについての新しい内容になっている。
1430の「ふるさとの風」は9960kHz、この時間もジャミングは全く聞こえない。懐かしい日本の歌「たなばたさま」で始まった。
拉致問題解説は石岡亨さんについて。1980年5月ごろ大学生だった石岡さんはヨーロッパへ出かけたまま行方不明に。1988年家族あてに8月13日付のポーランドの消印で手紙が届き平壌で暮らしていることがわかった。こうして有本恵子さん、松木薫さん3人が北朝鮮に拉致されたことが判明、1984年11月4日死亡と北朝鮮は発表している。松木薫さんを含めた3人は、よど号ハイジャック犯がかかわっている拉致事件だ。
ふるさとの声は石岡亨さんへ、2014年1月21日のお兄さん石岡章さんからの手紙が代読されている。 今日の一曲はこれまでと同じである。1977年のヒット曲狩人の「あずさ2号」、この曲で一躍有名になった新宿発の列車だ。放送終了までジャミングの出ることはなかった。この番組は2014年5月2日、11日、20日、29日、6月7日、16日、25日、7月13日、22日、31日、8月9日、18日、9月5日、14日、23日と同じ内容である。