1300代の「イルボネパラム」朝鮮語放送は9950kHz、久しぶりにノイズジャミングの出ているのが確認できる。それほど強くはなく聞き取りは問題なし。後半1330「ふるさとの風」もよく聞こえている。拉致問題インフォメーションは9月13日日比谷公会堂で開催された「もう我慢できない。今年こそ結果を!国民大集会」に出席した安倍総理のあいさつが出ている。続いて山谷拉致問題担当大臣のあいさつ、この中で特別調査委員会のことも述べている。
9950kHzは1400からRFAベトナム語が出ているが、4日からベトナムからのジャミングも出てきた。
1330の「しおかぜ」は6020kHz、5kHz下のスーパージャミングが幅を利かせている、八俣の電波も強く受信状態は概ね良好である。5日日曜日は日本語放送から、金正恩の足を引きずる姿が報道されている。さる9月10日、スイス・ジュネーブにおいて拉致問題対策本部主催「北朝鮮による拉致を含む人権侵害に関する国際シンポジウム」が開催された、啓発イベントのパネル展会場で収録した古川了子さんのお姉さん竹下珠二さんからのメッセージ、続いて山谷えり子拉致問題担当大臣のあいさつが出ている。
そして9月17・18日に行われた京都・大阪での一万キロ現地調査23回の模様が出ている。立命館在学中失踪した尾方晃さん、酒井秀俊さんご家族からの聞き取り調査。左京区西京極の工作員辛光洙と一時同居していた朴春仙さんご家族の飲食店で脱北帰国者榊原洋子さん、六十代女性との話など。
拉致問題の日朝協議について。9月19日の北朝鮮に誠意ある対応を求めていくという外務省発表に対し、厳しい批判が出ていることも述べている。北朝鮮に誠意などあるはずもなく、八百屋に言ってウナギを求めるようなものだと強硬な発言も出ている。
1352:26に「日本政府からのメッセージ」が、ジュネーブにおける北朝鮮人権問題のシンポジウムで山谷えり子拉致問題担当大臣の基調講演が行われた新しい内容になっている。この後はいつもの緊急放送ISに次いで、日本への緊急連絡用電話番号などがアナウンスされている。
後半1400は朝鮮語放送、引き続き受信状態は良好である。
1430の「ふるさとの風」は9960kHz、ジャミングが出ているがあまり大きな影響はない。 バックで9930kHzの英語放送が聞こえている、この時間9930kHzも電波が出ており、土日だけの現象である。
拉致問題解説は増元るみ子さんについて。1978年8月12日鹿児島県吹上浜で市川修一さんとともに拉致された、当時24歳である。二人は1979年7月20日結婚し、1981年8月17日死亡したとされる。何の前触れもなく心臓マヒで死亡したというのはいかにも不自然であり、2002年北朝鮮の捏造死亡診断書で死んだことにされてしまった。
ふるさとの声は増元るみ子さんへ。お姉さん平野文子さんから2010年10月収録のメッセージなどが出ている。 工作員に悪用されるかもしれないという理由での戸籍抹消と、父親死亡後に回復したいきさつなどが話されている。
続いて中学生時代の同級生メルソンSもと子さんの訴えは2013年2月収録、小中学校の同級生苅谷達郎さんのメッセージ、これも2013年2月の収録。るみ子さんの友人3人からのメッセージは2007年の収録。
今日の一曲は、1976年のヒット曲沢田研二「コバルトの季節の中で」、1978年から一年間、蓮池由紀子さんと増元るみ子さんが北朝鮮で一緒に暮らしていたころ、由紀子さんがよく歌っていたという曲。
髪形が かわりましたね
秋風に よく似合いますね
何か悲しいこと あったのでしょうか
コバルトが 目にしみますね
誰だって 秋は独りですね
だから今朝はなにも 話しかけません
しあわせの手ざわりが
いまとても懐しく
足早に過ぎて行く この秋の中で
あなたを 見失いたくないのです
風の日は きらいでしたね
忘れたい 何かあるのですね
だけど人はきっと 愛しあえるでしょう
コバルトが 目にしみますね
誰だって 過去はつらいですね
だから明日のこと 話してみませんか
ひとりぼっちだったから
やさしさが 好きでした
絶えまなく揺れている この秋の中で
あなたを 見失いたくないのです
この番組は2014年4月17日、26日、5月5日、14日、23日、6月19日、28日、7月7日、16日、25日、8月3日、12日、21日、9月17日、26日と同じ内容である。