1300の「イルボネパラム」、1330の「ふるさとの風」いずれもジャミングは全くない。昨日とは違い受信状態は良好である。ニュース解説から「米韓合同軍事演習に強く反発する北朝鮮」について。続いてふるさとの声は田口八重子さんのお兄さん飯塚繁雄さんからのメッセージ、2014年2月1日に収録したもの。
朝鮮語放送今週の一曲は1972年のヒット曲、上条亘彦と六文銭の「旅立ちの歌」、4年ぶりの登場である。日本語放送今週の一曲は1971年のヒット曲加藤和彦作曲、北山修作詞の「あのすばらしい愛をもう一度」、2009年以降今週の一曲で幾度も登場している、今もよく歌われている名曲である。2012年3月以来久しぶりの登場である。
1330の「しおかぜ」は6020kHz、本体へのジャミングはわからない、6015kHzのスーパージャミングでノイジーな受信状態である。火曜日は中国語放送から、後半1400は朝鮮語放送、失踪者の氏名が読み上げられている。
1430の「ふるさとの風」は9960kHz、1300代の9950kHz同様ジャミングが出ていない。懐かしい日本の歌「汽車」で始まった。
拉致問題解説は田口八重子さんについて。1978年6月ごろ高田のベビーホテルに子供を残したまま拉致された。日本人を偽装し大韓航空機爆破事件を起こした北朝鮮工作員・金賢姫(キム・ヒョンヒ)の証言から、田口八重子さんがこの北朝鮮工作員の教育係を務めたことが明らかになっているが、北朝鮮はこうした事実や事件そのものへの関与を完全に否定している。しかし、田口さんは、別の拉致被害者(2002年に帰国)に対して、「1981年から1983年にかけて「オッカ」(=金賢姫の別名)という名の女性工作員と共同生活した」ことが確認されている。
また、北朝鮮は、「田口さんは、1984年に別の拉致被害者・原敕晁さんと結婚し、1986年7月に原さんが病死したため、精神的な慰労のための旅行中に交通事故で死亡した」と説明している。しかし、帰国した拉致被害者は、田口さんとは1986年7月頃まで同じ招待所にいたが結婚の事実はなかったと証言しており、したがって、「原さんの死後、交通事故で死亡した」という北朝鮮側の説明の信憑性も疑わしい。
北朝鮮側は、田口さんが大韓航空機爆破事件の実行犯の教育係を務めていたという事実を隠蔽しようと偽装工作をしているのに他ならない。もちろん事件そのものを北朝鮮は認めていないし、韓国も機体引き上げなどの捜査をしないなどおかしな事件である。
ふるさとの声は田口八重子さんへのメッセージ、2014年2月収録でお兄さんの飯塚繁雄さんとお兄さん本田勝さんからのメッセージである。八重子さんの姉が2013年9月に亡くなったことなども述べている。続いて2013年4月27日の「すべての拉致被害者を救出するぞ国民大集会」での収録で八重子さんの長男、飯塚耕一郎さんから。これは従来通りである。
今日の一曲は1975年のヒット曲布施晃の「シクラメンの香り」、後半はジャミングも止まりクリアーに聞こえている。この番組は4月9日、18日、27日、5月6日、15日、6月11日、20日、29日、7月8日、17日、26日、8月4日、13日、31日と同じである。