8日のRFA朝鮮語放送で、拉致被害者の調査はすでに終了していると報道している。消息筋の話として、「特別調査委員会」を設けながら、実質的な調査は適当に終えたとしている。これ以上の拉致被害者の調査は今後ともないとみられる。
日本からの帰国者と直接会うこともなく、地元の幹部が生活状況を調べただけ、その調査も7月10日から26日まで行われただけでその後の調査はない。
別の消息筋は、「今回の調査は純粋な帰国者と日本人の帰国者を厳格に区別して行われた。日本人帰国者には、党の幹部が各家を訪問していた。ある日本人の夫に対しても日本へ帰る意思があるのかと尋ねたという。
一方で朝鮮人の夫とともに北朝鮮に渡った日本人妻たちの中には高齢者が多く、認知症の女性もおり、日本に戻るという話も出ている。
もともと帰国者の実態は徹底的に管理しており今回何も調査することはなかったし、今後も特別な調査をすることはない。」
このニュース約3分間で伝えられた。
10日1300台の9950kHz、今日もジャミングは全く分からない。信号強度の割には音量が小さい、変調が浅いということになる。台湾らしいというかもう少しメンテナンスをしてほしい送信機だ。8月10日は1978年に拉致された田口八重子さんの誕生日。拉致問題インフォメーションは、8月5日拉致被害者支援法が10年経つのに関し、新しい支援法などについて拉致問題担当大臣のメッセージが出ている。ニュース解説はアメリカの北朝鮮政策について。
拉致問題解説は市川修一さんについて。1978年8月12日、鹿児島県日置郡から増元るみ子さん当時23歳と共に拉致された。北朝鮮は1979年9月4日死亡としているが、泳げなかった市川さんが、初冬に川で溺死したと、にわか死亡通知書でとても信用できる内容ではない。この事案も北朝鮮にとっては死亡したことにしないと都合の悪い拉致事件である。
ふるさとの声は曽我みよしさんへ、2014年3月の収録で娘さんからメッセージが出ている。今週の一曲は無し。
1330の「しおかぜ」は5985kHz、ノイズジャミングが出ているが八俣の電波が優勢である。ほとんど受信の障害にはなっていない。日曜日は日本語放送から、昨日1400と同じ番組が出ている。7月29日の東亜日報が報じた、去る5月29日に北朝鮮で起きたバス事故について。続いて8月3日に宮崎で開催された拉致問題大集会について。時節柄マスコミの取材が今までになく多かったことも述べている。
続いて特定失踪者加藤八重子さんへ、松岡直美さんからのメッセージが出ている。救出への道コーナーは誰でも知っている歌「蛍の光」がうたわれている。1352:28に「日本政府からのメッセージ」が出ている。新しい内容になっている。1354:28に緊急放送ISに次いでいつもと同じ日本への連絡用電話番号FAX番号メールアドレスなどがアナウンスされている。
後半1400は朝鮮語放送、若干ジャミングがうるさくなってきたが聞き取りは十分可能である。
1430の「ふるさとの風」は9960kHz、ジャミングはこの時間も出ていないようだ、受信状態は良好である。懐かしい日本の歌「ないしょばなし」で始まった。拉致問題解説は曽我みよしさん当時46歳について。1978年8月12日夜、佐渡島からひとみさん(当時19歳)と共に行方不明になった。日本政府の無策ぶりが露呈した事件で、2002年ひとみさんが帰国するまで、拉致されていることさえ分からなかった事例でもある。
その後の調査で在日朝鮮人が関与していることも分かっている、実行犯キムヨンスクを国際手配して犯人の引き渡しを求めているというが何の解決にも至っていない。関係者はいまも日本国内で通名を使い普通に生活している特別永住者の一人である。
ふるさとの声は曽我みよしさんへ、2011年9月27日収録の音源がまだつかわれている。曽我ひとみさんの日本語と朝鮮語(放送では韓国語と言わされている)によるメッセージが出ている。この年、ひとみさんは52歳、みよしさんは80歳である。
今日の一曲は1980年のヒット曲、オフコースの「さよなら」、この曲は2011年5月や2012年3月に、2013年9月の今週の一曲などで登場している。この番組は2014年4月15日、23日、5月3日、12日、21日、30日、6月8日、17日、7月5日、23日と同じ内容である。