1300台の9950kHzはジャミングは弱くわからないほどである。そして台湾からの電波も強い、受信状態は良好である。368週最後の番組が出ている。ニュース解説は「韓国専門家の見方」について。拉致問題解説は田口八重子さんについて、1978年6月行方不明に。日本人を偽装し大韓航空機爆破事件を起こした北朝鮮工作員・金賢姫(キム・ヒョンヒ)の証言から、田口八重子さんがこの北朝鮮工作員の教育係を務めたことが明らかになっているが、北朝鮮はこうした事実や事件そのものへの関与を完全に否定している。しかし、田口さんは、別の拉致被害者(2002年に帰国)に対して、「1981年から1983年にかけて「オッカ」(=金賢姫の別名)という名の女性工作員と共同生活した」ことが確認されている。
また、北朝鮮は、「田口さんは、1984年に別の拉致被害者・原敕晁さんと結婚し、1986年7月に原さんが病死したため、精神的な慰労のための旅行中に交通事故で死亡した」と説明している。しかし、帰国した拉致被害者は、田口さんとは1986年7月頃まで同じ招待所にいたが結婚の事実はなかったと証言しており、したがって、「原さんの死後、交通事故で死亡した」という北朝鮮側の説明の信憑性も疑わしい。
北朝鮮側は、田口さんが大韓航空機爆破事件の実行犯の教育係を務めていたという事実を隠蔽しようと偽装工作をしているのに他ならない。もちろん事件そのものを北朝鮮は認めていないし、韓国も機体引き上げなどの捜査をしないなどおかしな事件である。
ふるさとの声は市川修一さんへ、お兄さんのお兄さん市川健一さんからのメッセージが出ている。今週の一曲は朝鮮語はチェッカーズのヒット曲「あの娘とスキャンダル」、日本語放送はなし。
1330の「しおかぜ」は5985kHz、ジャミングは分からない、受信状態は極めて良好である。日曜日は仁尾hン語放送から、先週と同じ番組である。さる7月17、18日に山形県で実施された1万キロ現地調査第22回において現地で収録された失踪者家族らのメッセージが放送されている。
1977年名古屋市北区で失踪の布施範行さんへ、実家山形市陣場の自宅でお母さんの布施マサ子さんとお兄さんからのメッセージ。
1973年に工作員が逮捕された鼠ヶ関海水浴場、今泉海岸で女性Fさん失踪現場などの調査、
1983年横浜で失踪の齋藤武さんへお兄さんからのメッセージ。
7月18日十里塚海岸の調査、1979年酒田市大浜海岸で失踪の男性Tさんへ、妹さんからのメッセージ。
救出への道コーナーは1976年の友人の結婚式でのるみ姉(増元るみ子)のスピーチと言うのが紹介された。
1430の「ふるさとの風」は9960kHz、ジャミングのなかパラオの電波は強い、受信状態は概ね良好である。音声の転送が悪かったのか時々音飛びが生じている。懐かしい日本の歌「肩たたき」で番組開始。
拉致問題解説は増元るみ子さんについて。1978年8月12日鹿児島県吹上浜で市川修一さんとともに拉致された。二人は1979年7月20日結婚し、1981年8月17日死亡したとされる。何の前触れもなく心臓マヒで死亡したというのはいかにも不自然であり、2002年北朝鮮の捏造死亡診断書で死んだことにされてしまった。
ふるさとの声は増元るみ子さんへ。お姉さん平野文子さんから2010年10月収録のメッセージなどが出ている。 工作員に悪用されるかもしれないという理由での戸籍抹消と、父親死亡後に回復したいきさつなどが話されている。
続いて中学生時代の同級生メルソンSもと子さんの訴えは2013年2月収録、小中学校の同級生苅谷達郎さんのメッセージ、これも2013年2月の収録。るみ子さんの友人3人からのメッセージは2007年の収録。
今日の一曲は、1976年のヒット曲沢田研二「コバルトの季節の中で」、1978年から一年間、蓮池由紀子さんと増元るみ子さんが北朝鮮で一緒に暮らしていたころ、由紀子さんがよく歌っていたという曲。
髪形が かわりましたね
秋風に よく似合いますね
何か悲しいこと あったのでしょうか
コバルトが 目にしみますね
誰だって 秋は独りですね
だから今朝はなにも 話しかけません
しあわせの手ざわりが
いまとても懐しく
足早に過ぎて行く この秋の中で
あなたを 見失いたくないのです
風の日は きらいでしたね
忘れたい 何かあるのですね
だけど人はきっと 愛しあえるでしょう
コバルトが 目にしみますね
誰だって 過去はつらいですね
だから明日のこと 話してみませんか
ひとりぼっちだったから
やさしさが 好きでした
絶えまなく揺れている この秋の中で
あなたを 見失いたくないのです
あなたを 見失いたくないのです
この番組は2014年4月17日、26日、5月5日、14日、23日、6月19日、28日、7月7日、16日、25日と同じ内容である。