2014年08月03日

8月2日「しおかぜ」

1300台の9950kHz、ここを中心に30kHz幅でジャミングを出している。台湾からの電波は6分遅れて出てきた。相変わらず変調が浅く感じられる。その分了解度が悪い。1330の日本語放送は新語レベルのやや上昇、かなり受信状態は良くなってきた。

1330の「しおかぜ」は5985kHz、連続ノイズジャミングが出ている。八俣の信号も強いが若干うるさい。内容の聞き取りは十分可能である。土曜日は朝鮮語放送から、後半は日本語放送でいずれも先週と同じ番組である。
番組は7月17、18日に山形県で実施された1万キロ現地調査第22回において現地で収録された失踪者家族らのメッセージが放送されている。
1977年名古屋市北区で失踪の布施範行さんへ、実家山形市陣場の自宅でお母さんの布施マサ子さんとお兄さんからのメッセージ。
1973年に工作員が逮捕された鼠ヶ関海水浴場、今泉海岸で女性Fさん失踪現場などの調査、
1983年横浜で失踪の齋藤武さんへお兄さんからのメッセージ。
7月18日十里塚海岸の調査、1979年酒田市大浜海岸で失踪の男性Tさんへ、妹さんからのメッセージ。
救出への道コーナーは1976年の友人の結婚式でのるみ姉(増元るみ子)のスピーチと言うのが紹介された。
1352:51と1422:27に「日本政府からのメッセージ」が出ている。


1430の「ふるさとの風」は9960kHz、ジャミングは若干弱い、パラオの電波もそれなりに強く受信状態は良好である。なつかしい日本の歌「お馬」で始まった。
拉致問題解説は松木薫さんについて。1980年5月頃スペイン留学中に行方不明に、1988年に石岡亨さんから家族あてに8月13日付のポーランドの消印で手紙が届き、よど号ハイジャック犯とその関係者によって増元るみ子さんを含め3人が平壌へ連れて行かれたことが判明している。北朝鮮は交通事故で死亡と発表、しかしこれは拉致がばれて急遽死亡確認書をねつ造したもの。
ふるさとの声は26歳で拉致された松木薫さんへ、お姉さん斉藤文代さんと松木照代さんからで2014年2月28日の収録と新しくなっている。続いて弟さん松木信弘さんからのメッセージは2012年12月15日収録。また高校時代の恩師松村六郎先生から2010年9月の収録メッセージも出ている。
今日の一曲は松木薫さんへの思いを綴った、ミュージックボランティアうらた剛さん作詞作曲の「薫の約束」である。
1.お母さん叶うものなら お母さん一目だけでも逢いたい
  お母さんあれから随分と お母さん季節は巡り過ぎた
  生きているうちに 何時の日か日本へ帰り
  あなたの胸に飛び込んで 思い切り泣きたい
  お母さんも一度食べたい ちょぴり酸っぱいところてん

2.お母さん手紙も出さずに お母さん僕を許して下さい
  お母さん冷たい冬が来る お母さん身体を大切に
  春はまだ遠い最果ての ここは北の国
  誰がこの僕を連れ出して 早く逢いたい
  お母さんそれまで元気で 薫は必ず帰ります

この番組は2014年4月7日、16日、24日、5月4日、13日、22日、31日、6月9日、27日、7月6日、15日、24日と同じ内容である。
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