2014年07月30日

7月29日ふるさとの風

1300台の9950kHz、台湾送信はジャミングの中かろうじて聞こえている。変調が浅くいっそう了解度を悪くしている。昨日から新しい内容の番組が出ている。

1330の「しおかぜ」は5985kHz、ジャミングは出ているがほとんど影響はない。火曜日は中国語が出ている。後半1400は朝鮮語放送、ともに失踪者拉致被害者の氏名読み上げである。

1430の「ふるさとの風」は9960kHz、週一顔この時間も1330と同じ番組が出てくる。ジャミングは9950kHzに垂れ流しになっている。
7月28日は1978年に拉致された田中実さんの誕生日、8月2日は1980年6月にシンガンスによって拉致された原敕晁さんの誕生日。8月は1978年曽我さん親子が拉致された月でもある。ニュース解説は「韓国専門家の見方」について。
拉致問題解説は田口八重子さんについて、1978年6月ベビーホテルに2人の幼児を残したまま行方不明に。日本人を偽装し大韓航空機爆破事件を起こした北朝鮮工作員・金賢姫(キム・ヒョンヒ)の証言から、田口八重子さんがこの北朝鮮工作員の教育係を務めたことが明らかになっているが、北朝鮮はこうした事実や事件そのものへの関与を完全に否定している。しかし、田口さんは、別の拉致被害者(2002年に帰国)に対して、「1981年から1983年にかけて「オッカ」(=金賢姫の別名)という名の女性工作員と共同生活した」ことが確認されている。
また、北朝鮮は、「田口さんは、1984年に別の拉致被害者・原敕晁さんと結婚し、1986年7月に原さんが病死したため、精神的な慰労のための旅行中に交通事故で死亡した」と説明している。しかし、帰国した拉致被害者は、田口さんとは1986年7月頃まで同じ招待所にいたが結婚の事実はなかったと証言しており、したがって、「原さんの死後、交通事故で死亡した」という北朝鮮側の説明の信憑性も疑わしい。
北朝鮮側は、田口さんが大韓航空機爆破事件の実行犯の教育係を務めていたという事実を隠蔽しようと偽装工作をしているのに他ならない。もちろん事件そのものを北朝鮮は認めていないし、韓国も機体引き上げなどの捜査をしないなどおかしな事件である。
ふるさとの声は市川修一さんへ、2014年3月収録のお兄さん市川健一さんからのメッセージが出ている。今週の一曲はなし。

1600の「ふるさとの風」は9960kHz、この時間のジャミングも結構強い、内容の聞き取りはできる。1330、1430と同じ番組が出ている。昨今のマスコミ報道では拉致被害者がすぐにでも帰ってくるような報道もあるが、こうしたジャミングを聞く限り、北朝鮮の態度は何も変わっていない。拉致事件は解決済みなのだ。帰ってこられては困る人が今日も足を引っ張っている。

1600の「しおかぜ」は6090kHz、強力なジャミングが出ているが、八俣の信号はそれ以上に強くほとんど影響はない。ここでの受信状態は良好である。中国語と朝鮮語の番組、1625:40と1655:28に「日本政府からのメッセージ」が出ている。
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