去る17日のNHKニュース9のことはちょっとだけ書いたが、やはりこの時の発言が問題になっている。しかし番組内容にはタッチしないとのことでうやむやに。NHKは以前から平気でうそを流すことがいくらでもある。過去には中国がジャミングを止めたとウソ情報を流したことも。これとて訂正されたことはない。どこまでも朝鮮半島と中国のちょうちん持ちをしたい日本の放送局である。
1300の「イルボネパラム」朝鮮語放送と1330の「ふるさとの風」は9950kHz、ジャミングは全く無い、受信状態は良好である。この時間は毎日同じ番組の繰り返しである。
1330の「しおかぜ」は5985kHz、土曜日は朝鮮語放送から出ている。ここもジャミングは全く無い、ローカル局並みにクリアーに聞こえている。朝鮮語の番組途中からジャミングが出てきたがほとんど影響はない。
番組は7月17、18日に山形県で実施された1万キロ現地調査第22回において現地で収録された失踪者家族らのメッセージが放送されている。
1977年名古屋市北区で失踪の布施範行さんへ、実家山形市陣場の自宅でお母さんの布施マサ子さんとお兄さんからのメッセージ。
1973年に工作員が逮捕された鼠ヶ関海水浴場、今泉海岸で女性Fさん失踪現場などの調査、
1983年横浜で失踪の齋藤武さんへお兄さんからのメッセージ。
7月18日十里塚海岸の調査、1979年酒田市大浜海岸で失踪の男性Tさんへ、妹さんからのメッセージ。
救出への道コーナーは1976年の友人の結婚式でのるみ姉(増元るみ子)のスピーチと言うのが紹介された。
1422:27に「日本政府からのメッセージ」が出ている。
1430の「ふるさとの風」は9960kHz、ジャミングはあるがパラオの電波も強い、懐かしい日本の歌「汽車」で始まった。
拉致問題解説は田口八重子さんについて。1978年6月ごろ高田のベビーホテルに子供を残したまま拉致された。日本人を偽装し大韓航空機爆破事件を起こした北朝鮮工作員・金賢姫(キム・ヒョンヒ)の証言から、田口八重子さんがこの北朝鮮工作員の教育係を務めたことが明らかになっているが、北朝鮮はこうした事実や事件そのものへの関与を完全に否定している。しかし、田口さんは、別の拉致被害者(2002年に帰国)に対して、「1981年から1983年にかけて「オッカ」(=金賢姫の別名)という名の女性工作員と共同生活した」ことが確認されている。
また、北朝鮮は、「田口さんは、1984年に別の拉致被害者・原敕晁さんと結婚し、1986年7月に原さんが病死したため、精神的な慰労のための旅行中に交通事故で死亡した」と説明している。しかし、帰国した拉致被害者は、田口さんとは1986年7月頃まで同じ招待所にいたが結婚の事実はなかったと証言しており、したがって、「原さんの死後、交通事故で死亡した」という北朝鮮側の説明の信憑性も疑わしい。
北朝鮮側は、田口さんが大韓航空機爆破事件の実行犯の教育係を務めていたという事実を隠蔽しようと偽装工作をしているのに他ならない。もちろん事件そのものを北朝鮮は認めていないし、韓国も機体引き上げなどの捜査をしないなどおかしな事件である。
ふるさとの声は田口八重子さんへのメッセージ、2014年2月収録でお兄さんの飯塚繁雄さんとお兄さん本田勝さんからのメッセージである。八重子さんの姉が2013年9月に亡くなったことなども述べている。続いて2013年4月27日の「すべての拉致被害者を救出するぞ国民大集会」での収録で八重子さんの長男、飯塚耕一郎さんから。これは従来通りである。
今日の一曲は1975年のヒット曲布施晃の「シクラメンの香り」、後半はジャミングも止まりクリアーに聞こえている。この番組は4月9日、18日、27日、5月6日、15日、6月11日、20日、29日、7月8日、17日と同じである。