2014年07月09日

7月8日「ふるさとの風」

7月8日1300の9950kHz、ジャミングの中朝鮮語放送が結構強く聞こえている。それだけ台湾からの電波が強く届いていることになる。1330の「ふるさとの風」も良く聞こえている。
拉致問題インフォメーションは6月22日に都内で開催された「日朝合意「再調査」-こんな問題が起きないか緊急国民集会」から。ニュース解説は「習近平国家主席の韓国訪問について」、拉致問題解説は松本京子さんについて、2006年11月20日17人目の拉致被害者に認定された。ふるさとの声は有本恵子さんご両親からのメッセージ、2013年2月20日収録。
今週の一曲朝鮮語はチェッカーズの「ジュリアにハートブレイク」、2012年10月以来の登場。日本語放送は1974年のヒット曲あいざき進也の「気になる17歳」、これも2012年4月以来の登場である。

1330の「しおかぜ」は6020kHz、今日の八俣の信号は強くジャミングもほとんどわからない、受信状態は良好である。火曜日は中国語から、失踪者氏名の読み上げである。1355:44に「日本政府からのメッセージ」が出ている。後半1400は朝鮮語放送である。

1430の「ふるさとの風」は9960kHz、ジャミングは出ているがパラオの電波も強く内容の聞き取りは十分可能である。懐かしい日本の歌「汽車」で始まった。拉致問題解説は田口八重子さんについて。1978年6月ごろ高田のベビーホテルに子供を残したまま拉致された。日本人を偽装し大韓航空機爆破事件を起こした北朝鮮工作員・金賢姫(キム・ヒョンヒ)の証言から、田口八重子さんがこの北朝鮮工作員の教育係を務めたことが明らかになっているが、北朝鮮はこうした事実や事件そのものへの関与を完全に否定している。しかし、田口さんは、別の拉致被害者(2002年に帰国)に対して、「1981年から1983年にかけて「オッカ」(=金賢姫の別名)という名の女性工作員と共同生活した」と述べていたことが確認されている。
また、北朝鮮は、「田口さんは、1984年に別の拉致被害者・原敕晁さんと結婚し、1986年7月に原さんが病死したため、精神的な慰労のための旅行中に交通事故で死亡した」と説明している。しかし、帰国した拉致被害者は、田口さんとは1986年7月頃まで同じ招待所にいたが結婚の事実はなかったと証言しており、したがって、「原さんの死後、交通事故で死亡した」という北朝鮮側の説明の信憑性も疑わしい。
北朝鮮側は、田口さんが大韓航空機爆破事件の実行犯の教育係を務めていたという事実を隠蔽しようと偽装工作をしているのに他ならない。もちろん事件そのものを北朝鮮は認めていないし、韓国も機体引き上げなどの捜査をしないなどおかしな事件である。
ふるさとの声は田口八重子さんへのメッセージ、2014年2月収録でお兄さんの飯塚繁雄さんとお兄さん本田勝さんからのメッセージである。八重子さんの姉が2013年9月に亡くなったことなども述べている。続いて2013年4月27日の「すべての拉致被害者を救出するぞ国民大集会」での収録で八重子さんの長男、飯塚耕一郎さんから。これは従来通りである。
今日の一曲は1975年のヒット曲布施晃の「シクラメンの香り」、この番組は4月9日、18日、27日、5月6日、15日、6月11日、20日、29日と同じである。

1600の「ふるさとの風」は9960kHz、ジャミングは出ているが弱い、ほとんど影響はない。そのジャミングもいつものように終了直前の1627:27に止まっている。

同じく1600の「しおかぜ」は6165kHz、八俣からの電波は強力で受信状態は絵要綱である。佳代美は中国語と朝鮮語で失踪者氏名などが読み上げられている。

「殉教者の声」は7530kHzで聞こえる、しおかぜと同じタイプのジャミングが出ている。
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