2014年06月30日

6月29日「しおかぜ」

6月29日、日曜日の1300台、9950kHzは今日もジャミングが出ていない。台湾送信はクリアーに聞こえている。拉致問題インフォメーションは6月10~12日まで、衆議院第一議員会館にて、政府拉致問題対策本部、拉致議連、あさがおの会主催で、「北朝鮮による国家犯罪・拉致~ある家族のアルバム」と題して、各国大使や国会議員を対象とした、拉致問題の理解促進を図る映画の上映会と写真パネル展が開かれた。初日のオープニングイベントで、安倍総理と古屋拉致問題担当大臣のスピーチが放送されている。ニュース解説は6月18日「ラッセル国務次官補の演説」について。今週の一曲は1980年のヒット曲山本譲二の「みちのく一人旅」。

1330の「しおかぜ」は6020kHz、本体へのジャミングは出てはいるが分からない、5kHz下のスーパージャミングが影響している。日曜日は日本語放送から、昨日1400、1630と同じ番組である。まず帰国拉致被害者の支援についての解説。北朝鮮の潜水艦について。続いて「再調査」という言葉について、北朝鮮に口実を与えるだけ、メンツを保ちたいだけの話。拉致しておいてどこにいるのかわからないはずがない。
救出への道コーナーは日朝協議から一ヶ月が経ちまだ何も変化がない。1352:28に「日本政府からのメッセージ」が出ている。1354:28に緊急放送IS、いつものように日本への連絡電話番号や私書箱、メールアドレスなどがアナウンスされている。

1430の「ふるさとの風」は9960kHz、ジャミングはこの時間も出ていない。懐かしい日本の歌「汽車」で始まった。拉致問題解説は田口八重子さんについて。1978年6月ごろ高田のベビーホテルに子供を残したまま拉致された。日本人を偽装し大韓航空機爆破事件を起こした北朝鮮工作員・金賢姫(キム・ヒョンヒ)の証言から、田口八重子さんがこの北朝鮮工作員の教育係を務めたことが明らかになっているが、北朝鮮はこうした事実や事件そのものへの関与を完全に否定している。しかし、田口さんは、別の拉致被害者(2002年に帰国)に対して、「1981年から1983年にかけて「オッカ」(=金賢姫の別名)という名の女性工作員と共同生活した」と述べていたことが確認されている。
また、北朝鮮は、「田口さんは、1984年に別の拉致被害者・原敕晁さんと結婚し、1986年7月に原さんが病死したため、精神的な慰労のための旅行中に交通事故で死亡した」と説明している。しかし、帰国した拉致被害者は、田口さんとは1986年7月頃まで同じ招待所にいたが結婚の事実はなかったと証言しており、したがって、「原さんの死後、交通事故で死亡した」という北朝鮮側の説明の信憑性も疑わしい。
北朝鮮側は、田口さんが大韓航空機爆破事件の実行犯の教育係を務めていたという事実を隠蔽しようと偽装工作をしているのに他ならない。もちろん事件そのものを北朝鮮は認めていないし、韓国も機体引き上げなどの捜査をしないなどおかしな事件である。
ふるさとの声は田口八重子さんへのメッセージ、2014年2月収録でお兄さんの飯塚繁雄さんから。同じくお兄さん本田勝さんからのメッセージも新しくなっている。八重子さんの姉が2013年9月に亡くなったことなど。続いて2013年4月27日の「すべての拉致被害者を救出するぞ国民大集会」での収録で八重子さんの長男、飯塚耕一郎さんから。これは従来通りである。
今日の一曲は1975年のヒット曲布施晃の「シクラメンの香り」、この番組は4月9日、18日、27日、5月6日、15日、6月11日、20日と同じである。

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