2014年06月29日

6月28日「しおかぜ」

28日土曜日の9950kHz、ジャミングは全く出ていない。この時間帯、久々クリアーな受信ができている。拉致問題インフォメーションは6月10~12日まで、衆議院第一議員会館にて、政府拉致問題対策本部、拉致議連、あさがおの会主催で、「北朝鮮による国家犯罪・拉致~ある家族のアルバム」と題して、各国大使や国会議員を対象とした、拉致問題の理解促進を図る映画の上映会と写真パネル展が開かれた。初日のオープニングイベントで、安倍総理と古屋拉致問題担当大臣のスピーチが放送されている。ニュース解説は6月18日「ラッセル国務次官補の演説」について。今週の一曲は1980年のヒット曲山本譲二の「みちのく一人旅」、およそ2年ぶりの登場である。

1330の「しおかぜ」は6020kHz、本体へのジャミングは無いが5kHz下のスーパージャミングが影響している。土曜日は朝鮮語放送から。後半1400は日本語放送、まず帰国拉致被害者の支援についての解説。北朝鮮の潜水艦について。続いて「再調査」という言葉について、北朝鮮に口実を与えるだけ、メンツを保ちたいだけの話。拉致しておいてどこにいるのかわからないはずがない。
救出への道コーナーは日朝協議から一ヶ月が経ちまだ何も変化がない。1422:28に「日本政府からのメッセージ」が出ている。1424:28に緊急放送IS、いつものように日本への連絡電話番号や私書箱、メールアドレスなどがアナウンスされている。

1430の「ふるさとの風」は9960kHz、ジャミング全くない、28日は9950kHz同様休んでいる。懐かしい日本の歌「肩たたき」で番組開始。受信状態は極めて良好である。
拉致問題解説は増元るみ子さんについて。1978年8月12日鹿児島県吹上浜で市川修一さんとともに拉致された。二人は1979年7月20日結婚し、1981年8月17日死亡したとされる。何の前触れもなく心臓マヒで死亡したというのはいかにも不自然であり、2002年北朝鮮の捏造死亡診断書で死んだことにされてしまった。
ふるさとの声は市川修一さんと共に拉致された増元るみ子さんへ。お姉さん平野文子さんから2010年10月収録のメッセージなどが出ている。 工作員に悪用されるかもしれないという理由での戸籍抹消と、父親死亡後に回復したいきさつなどが話されている。
続いて中学生時代の同級生メイソンSもと子さんの訴えは2013年2月収録、小中学校の同級生苅谷達郎さんのメッセージ、これも2013年2月の収録。るみ子さんの友人3人からのメッセージは2007年の収録。
今日の一曲は、1976年のヒット曲沢田研二「コバルトの季節の中で」、1978年から一年間、蓮池由紀子さんと増元るみ子さんが北朝鮮で一緒に暮らしていたころ、由紀子さんがよく歌っていたという曲。
髪形が かわりましたね
秋風に よく似合いますね
何か悲しいこと あったのでしょうか
コバルトが 目にしみますね
誰だって 秋は独りですね
だから今朝はなにも 話しかけません
しあわせの手ざわりが
いまとても懐しく
足早に過ぎて行く この秋の中で
あなたを 見失いたくないのです

風の日は きらいでしたね
忘れたい 何かあるのですね
だけど人はきっと 愛しあえるでしょう
コバルトが 目にしみますね
誰だって 過去はつらいですね
だから明日のこと 話してみませんか
ひとりぼっちだったから
やさしさが 好きでした
絶えまなく揺れている この秋の中で
あなたを 見失いたくないのです
あなたを 見失いたくないのです

この番組は2014年4月17日、26日、5月5日、14日、23日、6月19日と同じ内容である。
1500の「イルボネパラム」は9975kHz、この時間からジャミングを出し始めた。パラオからの電波は強く聞き取りは十分可能である。
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