2014年06月28日

6月27日「ふるさとの風」

27日0700台の北朝鮮の電波は海外向け放送やスーパージャミングも含め時々停波をしていた。日本語放送の9650、11865kHzや6135kHzへのジャミングも短時間ではあるが停波している。
その一方でまだ出さなくてもいい時間帯に、9950kHzへジャミングを出している。

その9950kHzは1300からもジャミングは強く朝鮮語・日本語放送ともに受信状態は悪い。今週の一曲は朝鮮語が沢田研二の「恋のバッド・チューニング」、日本語は1980年のヒット曲山本譲二の「みちのく一人旅」がジャミングの中から聞こえている。

1330の「しおかぜ」は6020kHz、ジャミングは分からない、八俣からの信号は強力で受信状態は良好である。27日、金曜日は朝鮮語放送である。

1430の「ふるさとの風」は9960kHz、ジャミングは強いがパラオの電波も良く届いている、内容の聞き取りは十分可能である。なつかしい日本の歌「お馬」で始まった。
拉致問題解説は松木薫さんについて。1980年5月頃スペイン留学中に行方不明に、1988年に石岡亨さんから家族あてに8月13日付のポーランドの消印で手紙が届き、よど号ハイジャック犯とその関係者によって増元るみ子さんを含め3人が平壌へ連れて行かれたことが判明している。北朝鮮は交通事故で死亡と発表、しかしこれは拉致がばれて急遽死亡確認書をねつ造したもの。
ふるさとの声は26歳で拉致された松木薫さんへ、お姉さん斉藤文代さんと松木照代さんからで2014年2月28日の収録と新しくなっている。続いて弟さん松木信弘さんからのメッセージは2012年12月15日収録。また高校時代の恩師松村六郎先生から2010年9月の収録メッセージも出ている。
今日の一曲は松木薫さんへの思いを綴った、ミュージックボランティアうらた剛さん作詞作曲の「薫の約束」である。
1.お母さん叶うものなら お母さん一目だけでも逢いたい
  お母さんあれから随分と お母さん季節は巡り過ぎた
  生きているうちに 何時の日か日本へ帰り
  あなたの胸に飛び込んで 思い切り泣きたい
  お母さんも一度食べたい ちょぴり酸っぱいところてん

2.お母さん手紙も出さずに お母さん僕を許して下さい
  お母さん冷たい冬が来る お母さん身体を大切に
  春はまだ遠い最果ての ここは北の国
  誰がこの僕を連れ出して 早く逢いたい
  お母さんそれまで元気で 薫は必ず帰ります

この番組は2014年4月7日放送分から一部メッセージが更新され、最後の周波数アナウンスも9960kHzに変更されている、4月7日、16日、24日、5月4日、13日、22日、31日、6月9日と同じ内容である。
1600の「ふるさとの風」か9960kHz、ジャミングは1513:30に停波した。再び1525に出てきたがタイプも違いかなり弱いようだ、1430と同じ番組だが、受信状態は概ね良好である。

同じく1600の「しおかぜ」は6165kHz、ジャミングは出ていないようだ。八俣からの電波は強力で、受信状態は極めて良好である。金曜日は一時間朝鮮語放送が出ている。1626:22と1656:22に「日本政府からのメッセージ」が出ている。

1600-1730の「殉教者の声」は引き続き7515kHzに出ている。
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