6日1300の「しおかぜ」は6040と6165kHzが良好である。金曜日は日本語放送から、新しい内容に更新されている。4月25日北朝鮮人民軍創建90周年の軍事パレードについてJBPressから。
4月25日、北朝鮮が再び力を誇示した。同日、平壌の金日成広場で開催された軍事パレードである。
このパレードには、戦術誘導ミサイル、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)、極超音速ミサイル、大陸間弾道ミサイル(ICBM)級の新型ミサイル「火星17」など、北朝鮮の新型兵器が勢揃いした。
金正恩(キム・ジョンウン)総書記が白い元帥の軍服に身を包むという演出まであったこのパレードには、2万人の軍人と20万人の群衆が動員された。これだけの規模のパレードは過去最大規模だ。
ほとんどの兵器が、2020年10月10日の党創建75周年慶祝軍事パレードで披露されたものだったが、その中ではSLBMの存在感が目立っていた。北朝鮮の決して侮れない攻撃能力を誇示するには、十分だったように思う。
ただ、北朝鮮の軍事パレードがあまりにも頻繁に行われるため、国際社会や韓国人の反応は冷ややかである。もちろん、軍人や専門家が見れば、それぞれの軍事パレードには特徴があり、それなりに違う点があるのだろうが、一般人が見る限りでは似たりよったりである。
そう感じているのは、北朝鮮住民も同様だ。私も、咸興共産大学で教鞭を執っていた北朝鮮時代に、軍服を着て軍事パレードに参加したり、諸々の政治パレードに参加したりした経験があるので、肌感覚としてよく分かる。
北朝鮮住民が、軍事パレードに感じる反応は三段階ある。
最初は国防のための「力」に対する信頼であり、二番目は金正恩氏のリーダーシップに対する感動と、大規模イベントに圧倒されたことによる不満心理の解消だ。
金正恩氏が頻繁な軍事パレードを行うのも、結局は人心の掌握と結束のためであり、言葉のいらない宣伝の場になるためだ。虚偽と欺瞞、洗脳と順応でつづられた北朝鮮流プロパガンダのクライマックスが、まさに各種のパレードなのだ。
それゆえに、金日成(キム・イルソン)主席や金正日(キム・ジョンイル)総書記も、厳しい状況であればあるほど、軍事パレードを頻繁に開催した。住民に派手な殺人兵器や着飾った軍人を見せつけることで、体制に対する抵抗と不満を抑え込んでいたわけだ。
200万人の餓死者を出した、90年代後半の忌まわしい「苦難の行軍」の時でさえ、金正日氏は何度も大規模な軍事パレードを実施し、統治者の力を住民に刻印した。
だが、いくら軍事パレードにインパクトがあるといっても、度が過ぎれば陳腐に感じるのがこの世の道理である。北朝鮮の軍事パレードが、まさにそうだ。
北朝鮮住民にとって、軍事パレードは慣例行事の一つでしかない。ただの大規模な野外イベントであり、当局のプロパガンダの場だということを彼らは分かっている。
軍事パレードを開催するのには、途方もないお金がかかることも、当然理解している。
平壌市行事総局で、補給業務を担当した友人の話では、パレード1回につき、平壌市民の1年分の食料を買えるほどの金が必要になるという。ドルに換算すれば、120万ドルを上回る金額だ。そこに、パレードに参加する軍人の儀礼衣装、付属品、食料、燃料、生活必需品まで考慮すれば、200万ドル以上の支出になる。
北朝鮮の経済情勢は極めて厳しい今日、そのようなお金はどこから出てくるのだろうか。しかも、今年4月だけで2回も開催している。
結論から言えば、ドルを浪費しているのではなく、戦争の予備物資として備蓄している食糧、衣服、付属品などを一時的に流用しているだけだ。
パレード車両の燃料、さらに平壌市内の宿泊施設と軍部隊に分宿しているイベント動員用の軍人を訓練場である寺洞区域の美林飛行場まで毎日運ぶトラック用の燃料は、国連の対北朝鮮制裁を避けるため海上で積み替え、密かに備蓄しておいた燃料を使っている。
結局のところ、金正恩氏が大規模軍事パレードを開催するたびに、国民への食糧と物資が大量に消費されるということだ。その分、住民は飢え、困窮がさらにむごいことになる。
そのため、北朝鮮住民は頻繁なパレード開催に対して、極度の不満を持っているという。捕まるかもしれないという恐れから、大っぴらに話すことができないだけだ。
これがまさに、核兵器と長距離ミサイル、軍事パレードに対して、ふつふつと沸き立ち始めた、北朝鮮住民の本心である。
金正恩氏は金氏王朝の永遠の存続と権力維持のために、ミサイル開発と軍事パレードを敢行している。だが、金正恩氏が虚勢を張れば張るほど、体制に対する住民の支持と忠誠心は薄れていく。
国際社会は、金正恩氏が捨てる気のない核を非核化させようと、多様な外交的努力を続けているが、恐らく徒労に終わるだろう。中国が北朝鮮を擁護している限り、対北朝鮮制裁の効果は限定的にならざるを得ないからだ。
ならばどうするか。金正恩氏の独裁に対する北朝鮮住民の蓄積された不満が爆発するように仕向けることだ。
その答えは、対北朝鮮制裁だけではない。それよりも、韓国が国防力強化をはじめとする、本格的な軍拡競争を始めるべきだ。同時に、北朝鮮に外の世界の情報を流し込み、内部から体制を崩壊させる、脱北者による民主化活動を積極的に支持すべきだ。
続いて軍事パレードに現れた謎の女性について、4月25日の軍事パレードに現れためがねをかけた女性についての解説である。1977年9月10日生まれの男性についての尋ね人が出ている。「救出への道コーナー」は増元照明さんから、2年ぶりの行動制限のないGWについて述べている。収録時のバックノイズがうるさい。
「日本政府からご家族の声」は田口八重子さんへ、2019年12月18日に逝去された飯塚繁雄さんからのメッセージが出ている。あとはいつものように緊急放送ISに次いで日本への脱出に関して注意喚起が出ている。後半1330は朝鮮語放送「富士山は知っている」である。
1300の「にっぽんの風」と1330の「ふるさとの風」は各波強力である。ジャミングはない。この時間帯は毎日同じ番組である。今週の一曲、朝鮮語は1990年のヒット曲高野寛の「虹の都へ」が出ている。日本語放送は1979年のヒット曲、ツイストの「燃えろいい女」である。久々の登場である。
1430の「ふるさとの風」は11955、9705、9685kHzの3波が強力に聞こえている。6日はこの時間も1330と同じ番組が出ている。「ふるさとの風ニュース」は4月4日官邸でUAゼンセンから署名簿の提出があった。席上松野官房長官兼拉致問題担当大臣の発言が出ている。「ニュース解説」は4月25日北朝鮮は創建90周年の閲兵式が行われた。1457に今月のアニメソングとして「ジャングル大帝が追加されている。
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