海外からのラジオ放送

昨日に続き10日も延長放送を行っている。そう、9波は休みことなく電波を出し続けている。迎え撃つジャミングは連続というわけにはいかないようで、0400に全て止まってしまう。そしていつものように0650にまた一斉に出てくる。したがって24時間放送のうち、2時間近くはジャミングなしで聞くことが可能だ。

24時間放送を短波で行っているのは、｢希望のこだま｣放送の3985、6003、6348kHzの3波。
そして｢人民の声｣放送の、3480、3912、4450、4557、6518、6600kHzの5波である。

4月10日北朝鮮のスーパージャミングの出現時刻は、
6003/6015/6060 0650:53-0400:40
6230/6348 0650:59-0400:00
6518/6600 0657:27-0400:20

HFCCリストは9日、10日と更新されている、ほとんどがIBB関連だが、使われなくなった日日は記載されるが、替わりの新しい周波数は載らない。実際に聴かないとその変化がつかめない。
当初記載されていたIBBの言語は空欄のままである。
  

変動の激しい北朝鮮向け放送、一部の局では周波数アナウンスも正しくされており、聞けば分かるといったところ。
「自由北朝鮮放送は1900からの放送がもれていたが、遅くとも4月1日以降、7530kHzでジャミングも無く強力に聞こえている。1600の「殉教の声」は4月7日から7515kHzに変更されている。

すでにここで書いているように「希望のこだま」と「人民の声」放送が9日は休むことなく、全ての周波数が24時間出ている。

Broadcast to the North Korea 北朝鮮向け放送一覧 9th April, 2012

Furusato no Kaze ふるさとの風 JCIC http://www.rachi.go.jp/jp/shisei/radio/
1330-1357 9950(Japanese) via TWN
1430-1500 9960(Japanese) via PLW
1600-1630 9780(Japanese) via TWN

Nippon no Kaze　日本の風 JCIC
1300-1330 9950(Korean) via TWN
1500-1530 9975(Korean) via PLW
1530-1556 9965(Korean) via PLW

JSR Shiokaze しおかぜ via YAM http://senryaku-jouhou.jp/shiotsuu.html
1330-1400 6020 1...... Japanese
1330-1400 6020 ......7 Korean
1330-1400 6020 ..3....　Chinese
1330-1430 6020 .2.45.. Japanese
1330-1430 6020 .....6. English
1400-1430 6020 1.3.... Korean
1400-1430 6020 ......7 Japanese
2000-2030 6075 1...... Japanese
2000-2030 6075 ......7 Korean
2000-2030 6075 ..3....　Chinese
2000-2100 6075 .2.45.. Japanese
2000-2100 6075 .....6. English
2030-2100 6075 1.3.... Korean
2030-2100 6075 ......7 Japanese

ORNK Open Radio for North Korea 開かれた北朝鮮放送 열린북한방송 http://www.nkradio.org/
1400-1500 11570 Koreran via TAC
1900-1955 774 / 92.3 Korean via MBC
2100-2200 7480 Korean via ERV

FNK Radio Free North Korea 自由北朝鮮放送 자유북한방송 http://www.fnkradio.com/
1200-1400 15645 Korean via ERV
1900-2100 7530 Korean via ERV

RFC Radio Free Chosun 自由朝鮮放送 자유조선방송 http://www.rfchosun.org/
1200-1400 15720 Korean via DB
2000-2100 7505 Korean via TAC

CMI Voice of Wilderness 広野の声 광야의 소리 http://www.cornerstone.or.kr
1300-1330 M.-Sa. 15630 Korean via DB
1300-1430 Su. 15630 Korean via DB
1900-1930 M.W. 1566 Korean via HLAZ
2000-2100 Sa. 1566 Korean via HLAZ

NKRR North Korea Reform Radio 北朝鮮改革放送 북한개혁방송 http://www.nkreform.com
1500-1700 7590 via TAC

VOM Voice of Martyrs 殉教者の声 순교자의 소리 http://vomkorea.co.kr/
1600-1730 7515 via TAC (ex.7485 -Apr.6)

VOF Voice of Freedom 自由の声 자유의 소리
1500-2000 101.7
2100-2400, 0300-0500 103.1
0900-1400 107.3

Ecoh of Hope - VOH (April 9- 24H)
0555-2400 3985, 6003, 6348

Voice of the People (April 9- 24H)
0455-2300 3480, 3912, 4450, 4557, 6518, 6600

MND Radio
1* 0400-0440 6020, 6230
2* 0500-0535 6435, 6550
3* 0600-0650 5410, 6300
2* 1000-1035 6435, 6550
3* 1100-1150 5410, 6300
1* 1200-1240 6020, 6230

1*　Opening music : 올래オルレ/来て！/Come ; Closing music : 사랑을 위하여サランゥル　ウィハヨ/愛のために/For Love
2*　Opening music : 휘파람フィパラム/口笛/Whistle ; Closing music : 우리의소원ウリエソルン/私達の願い/Our Wish
3*　Opening music : 평화Pyounghwa/平和/Peace ; Closing music : 우리의소원ウリエソルン/私達の願い/Our Wish
  

通常2300または0000に終了する｢希望のこだま｣と｢人民の声｣放送が延長している。9日0020現在も続いている。
｢人民の声｣は0007にいつもの周波数6波をアナウンス番組の再放送が続いている。

いよいよこの放送も臨戦態勢に入ったようだ。昨日までは4557kHzだけがDRM放送を行っていたが、9日は6波すべてがAM放送を行っている。
3480, 3912, 4450, 4557, 6518, 6600

VOH「希望のこだま｣放送も3波すべて聞こえている。
3985, 6003, 6348

北からのスーパージャミングは通常通り0002:19に停波しているためすべてクリアーに聞こえている。
しかしどっこい、北も異変に気付いたようで、0025:42に一斉にスーパージャミングを出してきた。しかし当然出す必要のない6015、6060、6230kHzに出ているのは言うまでもない。

その後も二つの放送は続けられている。「人民の声」はほぼ2時間ごとの、偶数時の06分ごろに周波数アナウンスを行っている。
ジャミングはほぼ連続して出しているようだが、時々停波している時がある。こういったある意味非常時と思われる時でさえ停電は起きている。

0400のMND Radio、6135と6230kHzも通常通り出てきた。ジャミングは出ていない。
0500の6435と6550kHzもいつものように始まった。6435kHzは弱いジャミングが出ているみたい。
0600の5410と6300kHzも通常通りの放送、両波ともジャミングは無い。

0650にスーパージャミングが一斉に出てきた。当然無意味な6060と6230kHzも同時に出ている。一方｢希望のこだま｣と｢人民の声｣は24時間以上連続して放送を続けていることになる。

4月9日スーパージャミングの出現時刻：
6003/6015/6060 0650:37-
6230/6348 0025:12-0359:00, 0650:40-
6518/6600 0025:42-0359:16, 0650:55-



  

日曜日のジャミングは平日よりも早く出すのが通例である。8日の状況を調べたところ、6015kHzへのスーパージャミングは0300:10に出てきたのが確認できた。
一方6230kHzへは0414:52にスーパージャミングを出してきた。日曜日以外はほぼ同じ時間に出すが、かなりの時差があるようだ。

4月8日、スーパージャミングの出現時刻:
6003/6015/6060 0300-10-
6230/6348 0414:52-
ジャミングが出れば、放送も出せるということから、このところ海外向け放送もすべてスケジュール通り放送されている。例年行われている周波数変更はされていない。

因みに7日0650に出てきた6060kHzのスーパージャミングは終夜止まることなく、8日0000:58UTCに停波している。
4月7日、スーパージャミングの出現時刻:
6003/6015/6060 0650:34-0000:58
6230/6348 0651:04-2302
6518/6600 0650:48-0804:34, 0810:35-2301

同じく7日の6100kHzの朝鮮中央放送は定刻1758:44に停波、1945:25にキャリアーON、2000時報とともに放送を始めている。ただ同時刻CRIのアラビア語も始まり、殆んどつぶされている。
8日の6100kHzは0845:50にキャリアーを切り、直後に6070kHzへ出てきた。0900からは日本語放送が出てくる。
  

今日も定刻の0650に一斉にスーパージャミングが出てきた。
一方6100kHzの朝鮮中央放送は5日1800終了まで出ていたが、開始は2100でその後キャリアーのみ、2214に停波した。以降6日も止まったままである。6250kHzの平壌放送もほぼ同時刻に止まったままであるが、6日00719過ぎに電波を出してきた。
これ以外の2850、3320、6400、9665、11680kHzは正常にON AIRしている。

6060kHzのジャミングについて種々BBSなどでも書かれているが、別にRAEなどを妨害しているわけではない。1900-2100に出ているVOAを妨害するために出している北朝鮮のジャミングである。たった2時間のために17時間以上も垂れ流している。これだけ見ているととても電力不足と思いたくないのだが。
6230kHzもしかり、これもわずか80分足らずの放送のために17時間も垂れ流している。もっと効率のいい送信機を中国から譲ってもらわなくては。

4月6日、スーパージャミングの出現時刻。
6003/6015/6060kHz 0649:43-
6230/6348kHz 0649:30-
6518/6600kHz 0650:05-

6100kHzでは0810過ぎから時々キャリアーを出し、火竜ジャミングが出てきた、0812には止まった、これは中国が電波を出したとも思えるが、さて。中国製の送信機になったので誰かの歌ではなく火竜に染まってしまったのか。
この6100kHzは6070kHzの日本語と同じ送信機のはず、0900からは忘れずに出てきた。10kHz下のジャミングが強く自滅している。
  

いつもここで書いていることだが、この時期、これだけ頻繁に電波が止まることは異常事態だ。一般メディアが取り上げることはないが、3月末、JCASTニュースが取り上げた。

実際に短波放送を聞かない人が記事にするとこんな具合になる。

北朝鮮ラジオが突然「停波」 電力事情悪化が原因？

北朝鮮の金日成主席の生誕100年を半月後に控え、電力事情がさらに悪化している可能性が出てきた。北朝鮮では停電は日常茶飯事だが、プロパガンダの道具であるはずの海外向け放送すら、満足に電波を出せない状況に陥っているようなのだ。

世界に残る数少ない「プロパガンダ放送」

「朝鮮の声」公式ウェブサイト。日本語版もある 停波が相次いでいるのは、北朝鮮が海外向けに行っているラジオ放送「朝鮮の声」。かつては「平壌放送」「朝鮮中央放送」といった名前でも知られていた、国内で一般的なAMラジオ放送に使われる中波と呼ばれる帯域以外に、短波と呼ばれる帯域を使って、朝鮮語以外にも日本語、英語、中国語、ロシア語、ドイツ語、フランス語、アラビア語、スペイン語で「労働新聞ダイジェスト」などの「官製情報」や発信するほか、金日成主席や金正日総書記を称える音楽を流している。世界に現存する、数少ない「プロパガンダ放送」のひとつでもある。大半の言語では、1時間の番組を1日数回、複数の周波数で放送している。複数の周波数で放送する理由は、短波の場合、帯域によって電波の「飛び具合」が違ってくるからだ。

東アジア各国の放送のリスナーでつくる「アジア放送研究会」の掲示板に寄せられた情報や、北朝鮮のIT情報を集めたウェブサイト「ノース・コリア・テック」の情報を総合すると、異変が目立ち出したのは2012年2月中旬～下旬頃。例えば北米向けの英語放送が始まってから20分後に突然電波が止まったり、フランス語放送では、音楽が流れている途中に、予定よりも5分早く放送が終わったりした。

日本語放送も同様で、放送の途中で電波が途切れるのはもちろん、放送回数や周波数の数が、突然減ることもあった。

北朝鮮は、自国民が資本主義諸国の放送から情報を得るのを防ぐため、韓国などのラジオ放送に対して妨害電波を出していることで知られている。この妨害電波も、一時期不安定になっていた事が確認されている。

冬場の電力事情が特に厳しい
この背景にあるとみられるのが、北朝鮮の電力事情だ。特に冬場は湖が凍るなどして水力発電所が使えなくなるため、さらに電力供給は厳しくなる。

例えば、アジアプレスの石丸次郎氏が2月23日の会見で明らかにしたところによると、金正日総書記の死去が発表された11年12月19日、ある平壌市民は石丸氏に対して、電話で

「電気が来ていないから（死去を報じる）テレビが見られなかった」と打ち明けたという。

　 また、ロイター通信は2月1日、平壌駐在の外交官の話として、ここ数年で最も厳しい電力不足に見舞われていることを伝えている。この外交官は、

「供給される電気は質が悪いし停電になるので、大使館の発電機は、ほとんどいつも稼働している」
などと話したという。

優先的に電気が供給される平壌市でもこの有様だが、短波の送信機の大半は北朝鮮北西部の平安北道に設置され、さらに電力事情は厳しい可能性もある。電波の送信機は大量の熱を発し、かなりの電気を使うことで知られており、電力供給が間に合わなくなったものとみられる。

ただし、春先に向けてじょじょに電力事情は好転しつつある模様で、3月下旬時点では、放送が正常化に向かっているほか、強い妨害電波も確認されている。

また、仮に電波が止まったとしても、番組の一部は公式ウェブサイトで聞くことができる。

因みに3月22日以降は海外向け放送が全て止まるという異常事態は無い。しかし特定の周波数が突然止まるといった明らかに停電による停波は今も頻発している。

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北朝鮮が送信機の入れ替えを行ったという情報が出ている。しかも具体的な日付まで。たまたまその日に海外向け放送すべてが止まっていたからだという。

この論法でいくと毎日のように送信機の入れ替えをしなけれなならなくなってしまう。北朝鮮の一部の短波送信機が更新されたことは実際に出ている周波数精度が向上したことから推察はできるが、それがいつなのかは確認できていない。

1日のにと曜日は予定通り0350に一部のスーパージャミングが出てきた。しかしまた2日は予定の0650には出てこない。当然海外向けも止まったままだ。約一時間遅れの0747に一斉に出てきた。

4月2日スーパージャミングの出現時刻。
6003/6015/6060kHz
0747:35-2358:52

6230/6348kHz
0747:06-2359:03

北のジャミングに関しては"North Korean Tec"にも記載されているが、なんとそこにこのサイトがリンクされている。ジャミングの開始から終了までの時間を調べるアホはそうはいないからな。
  

5855kHzの垂れ流しが消えた。その代わり3月27日から6060kHzにスーパージャミングが出てきた、また長時間の垂れ流しが放送バンドのど真ん中で始まった。RadioNikkeiもつぶす勢いである。5855kHzは昨年9月278から出ていた、季節ごとの変更に合わせるかのように、半年ぶりにジャミングが動いた。しかし、6060kHzは1900-2100にVOAが出ているだけだ。

ジャミングの変更初日27日は途中寸断を繰り返し0002に停波した。

26日まで強力に聞こえていた6060kHzのVOAは完全に潰されてしまった。28日は途中寸断することなく6002/6015/6060kHzは全く同じ2323:10に止まった。
どうしても6003と6015kHzとコンビを組まないとジャミングが出せないようだ。

North Korea Jamming, March 27
6003/6015/6060kHz (ex.5855kHz till Mar.26)
0650-1451:10, 1750:15-1950:38, 2014:37-2141, 2218-0002

March 28
6003/6015/6060kHz 0650-2323:10

3月28日の1700-1800をちょっと受信してみた。珍しい局は無いが、結構よく聞こえている。
15235kHz　Channel Africa英語が強い。1757に終了。
15255kHz　Family Radioのソマリ語
15265kHz　Radio Pakistan音が悪い。
15345kHz　モロッコとカイロが混信、
15365kHz　Esat Radio、ノイズジャミングが強い。
15465kHz　ロシアの声フランス語が強い、11610、11635、12000kHzとパラ。
15650kHz　ギリシャが出ている、1800に終了、この後15630kHzが出てきた。
15660kHz　これもFamily Radioアラビア語に聞こえるが、スケジュールでは15560kHz、ここでは聞こえない。
13720kHz　REEのDRMが出ている、この時間スケジュールには無いと思ったが。1818に2kHzのトーン信号に変わり、1819にまたDRM。テスト送信でもしているようだ。
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北朝鮮からのジャミングの出現時刻をチェック。
ここ数日は停波する時間が短い、海外向けもほぼ定刻通りに始まっている。しかし電源の品質が悪いのか変調がひずんだり、ハム音がひどかったり、不安定な時間もある。日本語放送の7580kHzが23、24日と音質が悪い。
引き続き11680、9665、6400、6250、3320、3220、2850kHzは正確な周波数に出ているが、海外向け放送の周波数は精度が低い。

23日スーパージャミングの出ていた時間は:
5855/6003/6015 0648:43-0012:02
6230/6348kHz 0649:12-0012:15
6518/6600kHz 0648:49-2300:19

24日、土曜日スーパージャミングの出てきた時間はいつもより若干早くなっている。
5855/6003/6015 0646:43-
6230/6348kHz 06447:08-
6518/6600kHz 0646:50-
  

このところ頻繁に止まっていたタンパの各周波数、21日も停波を繰り返していたが、2000以降、日本時間では22日午前5時以降はほとんどすべての周波数が復活している。

長らく止まっていた朝鮮中央放送の2850、9665kHz、ピョンヤン放送の6250kHzの2波が強力な電波を出してきた。これまでも殆んど止まることなく出ている11680や6400kHzと共に正確な周波数で出ている。
一部情報では昨年秋以降、中国製の新しい送信機と入れ替わったとの情報もあるが確認はできていない。

久々登場の6250kHzは21日2322UTCにキャリアーON、正確に6250.00kHzへ出てきた。2323:02にピョンヤン放送の番組が出てきた。

3月21日。水曜日のスーパージャミングの出ていた時間。各波とも定刻通り一斉に出てきた。しかし途中で止まっている時間がある。依然として電力の供給に問題がある。

5855/6003/6015  0651:29-0937:55, 1425:09-2358:34
6230/6348kHz      0651:53-1000:42, 1425:27-0000:01
6518/6600kHz      0651:38-1327:42, 1426:20-2259:38

6600kHzの「人民の声」は2302:20にキャリアーOFF、2303:13からDRM信号が出てきた。
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