2012年04月28日

4月27日しおかぜ

昨日26日から周波数変更をしている「しおかぜ」、ジャミングは全くない、同波のビルマ放送はちょうどに出ているためビートもない。受信状態は極めて良好である。途中からジャミングが出てきたが、信号が強く全くわからない。
27日は昨年行われた第4回現地調査の際に失踪関連現場で収録された拉致被害者家族らのメッセージが放送されている。金曜日だが英語放送ではない。

市川修一さんへ、お兄さんの市川健一さんと奥様の龍子さんから、最後に写真を撮った薩摩湖での収録。
増元るみ子さんへ 弟の照明さんと奥様の俊子さんから、最後に写真を撮った現場(薩摩湖)、奥様の声は宮崎市内での収録。
園田一さん俊子さんへ 娘の前山利恵子さんとそのご主人の光秋さん 大崎町園田さん自家跡で収録。
田中正道さんへ、妹の村岡育世さん、同じく大崎町園田さん自家跡での収録。
林田幸男さんへ、奥さんの幸代さんと弟さんの勝利さんから、宮崎市大淀川河口のマリーナ、通称タンポリで収録。
水居明さんへ、長男の水居徹さんから、同じく宮崎市大淀川河口のマリーナ、通称タンポリで収録。
岩本美代子さんへ、叔父さんの小松としおさんとご友人の津曲さん、菊池さん、今井さん、宮崎市(旧佐土原町)の車が見つかった石崎浜で収録。

続いて拉致被害者救出に向けての歌、「あなたを忘れない」を被害者家族らの合唱で。この番組は2011年12月29日、2012年1月10日の再放送である。

■作詞・作曲 稲川和男
■補作・編曲 竹野康之
■歌・増元照明・俊子ご夫妻
■コーラス・横田滋・横田早紀江ご夫妻

1. 風は波を誘(いざな)い
 波は奇せては返し
 今日の希(ねが)いを 彼方ヘと運ぶ
 懐かしい山並み 光るせせらぎ
 語り明かした あの橋のたもと
 ひとつひとつが あの日のままで
 思い出の辻に 今も佇(たたず)む

 あなたが 故郷(ふるさと)を
 忘れていないように
 私たちも あなたを 片時も忘れない
 だから耐えて 強く生き抜いて
 きっと、きっと救け出すから
 だから どうか 強<生き抜いて
 きっと きっと救け出すから

2. あの日見せた微笑み
 今もなお甦る
 今日もあなたの面影が浮かぶ
 口喧嘩してすぐ 笑い転げて
 ともに帰った夕焼けの道
 いつか叶える 夢があるよと
 あの日交わした 笑顔と言葉

 あなたが その胸に
 幾度か描いた夢
 叶えるため 明日も 夢を諦めない
 海を越えて 届けこの希(ねが)い
 きっと、きっと救け出すよと
 叫ぶ声を どうか聞き届けて
 きっと きっと救け出すから

1354:56に「日本政府からのメッセージ」が出ている。
後半1400からも日本語放送で、一万キロ現地調査第5回の模様が放送されている。

1985年旭市で失踪した伊藤勝さんへ、奥さんからのメッセージ自宅近くでの収録、
1974年失踪の遠山常子さんへ、お姉さんの小川正子さんから、市原市役所での収録。
1973年7月7日に失踪した古川了子さんへのメッセージ、市原市で収録、妹の足立友子さん、義姉の古川宣子さん、姉の竹下珠路さんから。
続いて千葉市での収録、1974年に失踪した、関谷俊子さんへ姉の関谷栄子さんから。
峰島英雄さんへ義姉の関谷栄子さんから。

続いて大阪での現地調査から、2003年大阪で失踪の高見到さんへ、お父さんの高見明さんから、大阪府庁内会見場で収録。
1991年失踪の福山ちあきさんへ、お母さんの福山はるみさんから、当時住んでいた自宅前で収録。
1987年失踪の尾上民公乃さんへ お父さんの尾上支征さんから、最後に目撃された心斎橋近くのビルで収録。
1983年ヨーロッパで拉致された有本恵子さんへ、ご夫妻からのメッセージ、神戸市内での収録。
1997年神戸で失踪の加藤小百合さんへ、お母さんの浅野恵美子さん、お姉さんの玉木まゆみさんから。
1975年高砂市で失踪の萩本義彦さんへ、奥さんの弘子さん、お兄さんの明弘さんから。
1995年滋賀県で失踪の福本勝利さんへ、お母さんのえりさんから。

1430の「ふるさとの風」は9960kHz、ここもジャミングは出ていない、クリアーに聞こえている。懐かしい日本の歌は「春が来た」、
ふるさとの声は1978年8月12日拉致された増元るみ子さんへ。お姉さん平野文子さんから2010年10月収録のメッセージなどが出ている。戸籍抹消と回復のいきさつなども話されている。弟さんの増本輝明さんからは、2011年1月16日の国民大集会と12月11日の拉致問題シンポジウムでの訴えなども放送された。

今日の一曲は、2011年12月11日に開催された、政府主催「拉致問題シンポジウム」で収録した昭島市立清泉中学校コーラス部の皆さんによってうたわれた「葡萄の歌」の合唱、この後は政府認定拉致被害者の氏名、周波数アナウンスで番組終了。
ふるさとの風を聞いていると拉致被害者がたった12名しかいないような錯覚に陥るが、決してそうではない。ただいわゆる行方不明者としての扱いしかしないので警察も積極的に拉致事件としての捜査はない。それを象徴する事件が、山本美保さんにかかわるDNAデータ偽造事件だ。警察が仕事をしないのは昔も今も変わっていない。
この番組は1月28日、2月6日、15日、24日、3月4日、13日、22日、4月18日と同じである。

2000からの「しおかぜ」は5910kHz、早くもジャミングの登場だ、放送開始前から万全の構えだ。しかし八俣からの電波は極めて強力で大変良好に聞こえている。1330と同じ番組である。
5910kHzへのジャミングは2042頃に停波しているようだ。
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